綾野剛、鶴瓶に“おばちゃんらしさ”を指摘され「アフターフォローですやん」
2019年9月26日 20:02
[映画.com ニュース]作家・帚木蓬生氏の小説を映画化した「閉鎖病棟 それぞれの朝」の完成披露試写会が9月26日、東京・丸の内TOEI1で行われ、キャストの笑福亭鶴瓶、綾野剛、小松菜奈、メガホンをとった平山秀幸監督、主題歌を担当した歌手のKが出席した。
第8回山本周五郎賞に輝いたベストセラー小説が原作。長野・小諸にある精神科病院には、様々な過去を背負った患者たちが暮らしている。母親や嫁を殺害した罪で死刑となりながら、死刑執行が失敗し生きながらえた梶木秀丸(鶴瓶)。幻聴が原因で暴れるようになり、妹夫婦から疎んじられている元サラリーマンのチュウさん(綾野)。不登校のため通院している女子高生・由紀(小松)。患者たちは世間から隔絶されても、明るく生きようとしていた。ある日、穏やかな日常を一変させるように、秀丸が殺人事件を起こしてしまう。
「ディア・ドクター」以来、約10年ぶりに映画主演を務めた鶴瓶。平山監督からかけられた第一声は「痩せてくれ」だったことを明かすと、「クランクインは今年の1月7日。(現場には)7キロ痩せて入りました」と告白。レギュラー番組8本を抱える多忙なスケジュールにも関わらず、オファーを受けた理由として「監督から手紙をいただいたんですよ。それでやろうかなと。でも、その時はどんな話か知らなかった。ウチはトップダウンで(オファーの内容が)知らされる。だから太っていた。(事前に知っていたら)痩せてるのにね(笑)」と語っていた。
綾野は鶴瓶との共演について「バラエティでもプライベートでも、いつも良くしていただいています。改めて、どうなるのかなという不安と楽しみがあったんですけど――秀丸とチュウさんという関係性はもちろん、そこに鶴瓶さんと僕という関係を踏襲していいのではないかと思えたんですよ。鶴瓶さんだったからこそ出来たことがたくさんありました」と述懐。一方、鶴瓶と初対面となった小松は「初めましての感覚がなくて、親戚なんじゃないかなという感じでした。『お久しぶりです!』みたいなテンションでいかさせてもらいました」と充実の共演となったようだ。
「(芝居に)臨む姿勢が違う」と綾野を称賛した鶴瓶だったが、唐突に「性格が細かいんですよね。おばちゃんみたいな性格なんですよ。『これを食べて』『これはこうしたらいい』と、まるでお母ちゃんと一緒にいるみたいだった」と現場での様子を暴露。すると、綾野は「鶴瓶さんの前だと、皆まぁまぁ気をつかって、(食事に)手を付けられなくなることがあるんですよ。だから僕が『さぁ、早く食べますよ』とやると、皆一斉に食べられるんです。そういうアフターフォローですやん(笑)」と切り返していた。
イベントの後半では、Kが主題歌「光るソラ蒼く」を生披露。舞台袖で歌唱に耳を傾けていた鶴瓶は「(撮影当時と)同じ感覚になりました。ほんまにえぇ仕事をしたなぁ」としみじみ。「撮影していた時には、わからへんやんか? (自分は)68歳やで? ええ仕事しているわぁ、俺」と思いの丈を述べていた。
「閉鎖病棟 それぞれの朝」は、11月1日から全国公開。
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