中井貴一、大ヒット「当確」もさらなるアピール「記憶にございませんと言えば宣伝になる」
2019年9月13日 21:02

[映画.com ニュース] 三谷幸喜監督の最新監督第8作「記憶にございません!」が9月13日、全国352スクリーンで封切られた。三谷監督は中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、佐藤浩市らキャスト10人と東京・TOHOシネマズ日比谷で初日舞台挨拶。「僕は俳優が大好きで、いい形で映画に残したいというモチベーションで作っている。今回はいい形ででき上がった」と自信のほどを語った。
配給の東宝によれば、週末の座席予約状況から換算し公開3日間で興収4億円以上が予想され、興収30億円が見込める好スタート。三谷監督は、さらに気を良くして「今日はうれしいことが3つあります。ひとつはいい形で初日を迎えられたこと。2つめは宣伝で『VS嵐』に出て壁を登った時に五十肩になったけれど、昨日針を打ってガッツポーズができるようになったこと。3つめは去年の夏に撮影したことをほとんど忘れていた石田ゆり子さんが思い出してくれたことです」と、あることないことを含めまくし立てた。
支持率2.3%の史上最低の総理を演じた中井も、「大ヒット当確」の看板に花を付けて満面の笑み。「この映画を見たことを忘れてもらってかまいません。周りに記憶にございませんと言っていただけるだけで宣伝になります。映画は1回だけ見ればいいというルールはない。三谷さんの脚本は4回くらい見ると、いろいろなことが分かってくるんです」と選挙演説さながらにアピールした。
三谷監督とは映画だけで3度目のタッグで、「脚本が完璧なので、役者は小ざかしいことを考えずに必死になれる。状況に応じてアドリブを入れても、面白くなかったらすぐに却下されるので逆にやりやすい」と絶大な信頼関係を強調。三谷監督からいじられた石田も、三谷組初参加に「ほぼ1シーン1カットで、これでいいのかと思っているうちに終わってしまう。力がないと出られない組でした」と振り返った。
だが、三谷監督が著書で「プチソウルメイト」とつづった佐藤は、「全くピンときません。なんと言っていいのか」とそっけないそぶり。三谷監督も、「ディーンさんが、真っ先に脚本について話したいと言ってきた。クランクイン前にそんなことを言ってきたのは、やる気があった頃の佐藤浩市以来」と応酬した。
中井と対立する野党第二党の党首で愛人でもある議員を演じた吉田羊は、「三谷監督の脚本に心からの信頼があるので、全力で挑戦しようと思う」と強調。だが、2人のラブシーンでは中井の首をネクタイで絞めるプレイがあり、「感情のスイッチが入るとコントロールできなくなる。気が付いたら(中井のシャツの)ボタンも外していた」と照れ笑い。中井は「けっこう苦しかった」、三谷監督も「僕も全裸監督的になれば良かったけれど、そこはためらいました」と苦笑していた。
(C)2019 フジテレビ/東宝
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