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三谷幸喜監督最新作は構想40年!?の政界コメディ「記憶にございません!」

2018年8月6日 05:00

ガッツポーズの三谷幸喜監督「記憶にございません!」

ガッツポーズの三谷幸喜監督
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[映画.com ニュース] 日本を代表する脚本家、演出家として知られる三谷幸喜の映画監督作品8本目となる「記憶にございません!」が製作されることが発表された。中井貴一が主演を務める今作は、政治コメディ。いつから構想を温めてきたのか、製作意図などを含めて撮影中の三谷監督に話を聞いた。

日焼けして精悍な表情で報道陣の前に姿を現した三谷監督。「なぜ、この暑い夏に映画を作ろうと思ったのだろう」とつぶやき、前日に行ったゴルフ場での撮影については「大自然のなかで大勢の人と撮影をするのはほぼ初めての経験。もう二度とすまいという気持ちになった」とぼやきっぱなしだったが、順調に推移しているようで充実の面持ちを浮かべる。

映画は、国民から史上最悪のダメ総理と呼ばれ嫌われている総理大臣・黒田啓介(中井)の頭に市民の投げた石が当たり、記憶喪失になってしまうという設定。金と権力に目がない悪徳政治家から、善良で純朴な普通の「おじさん」になってしまう。国政の混乱を避けるため、この真実を知るのは秘書官3人のみ。なんとか日々の公務をこなしていくなかで、啓介は本気でこの国を変えたいと思い始めるようになる。そんなタイミングで、米大統領が来日する……というストーリーだ。怪しい首相秘書官をディーン・フジオカ、訳ありの総理夫人を石田ゆり子、邪悪な官房長官を草刈正雄、裏社会に通じるフリーライターを佐藤浩市が演じる。

政治批判の意識はないと明言する三谷監督は、今作の構想について「思いついたのは高校生くらいの頃かな。構想40年近いかもしれませんね」と語る。さらに、「僕がある日突然、総理に指名されたら何をするだろうかと思うことがあった。僕はしがらみもない、私利私欲もない、権力欲も金銭欲もないので、総理大臣になったらとても素敵な政治ができるんじゃないかと。ただ、一般人がいきなり総理になるって、ファンタジー以外は成立しない。そこでもともと総理がいて、誰かから石を投げられて頭にぶつかって……というシチュエーションを思いついたんです。最悪の総理が記憶を失ったところから始まるコメディはワクワクするなと考えた」と明かした。

主演の中井とな同学年だといい、「仲良しではないけれど親交がありまして、僕が初めてテレビの2時間ドラマ『天国から北へ3キロ』を書いた時の主演が中井さんだった。27年も前になりますかね。その時は気取った嫌なやつだなという印象がありましたが(笑)、話して見ると面白いし、同じものを見て育ったから共通言語を持っていた」とジョークを交えながら、全幅の信頼を寄せていることがうかがえる。また、好きなコメディアンとしてアメリカのダニー・ケイの名を挙げ、「谷啓さんが名前を取ったことで知られているけれど、いつかダニー・ケイさんが出ているようなコメディ映画を中井さんで作りたいねと話していたので、ようやく実現する。今回は中井貴一ショーだと思っていて、中井さんの面白いところ、シリアスなところ、シリアスなようでふざけているところ、ふざけているようでまじめなところ、全てがこの映画の中にあると思っています」と胸中を吐露している。

今回発表された5人のキャスト以外にも、“大物”が控えているようで「昨日撮影していたのは、アメリカから大統領が来日して接待ゴルフをするシーンでした。アメリカ大統領も、あっと驚く人がやっております。国際スターと言ってもいいですかね。皆さん多分、ビックリすると思いますよ。ギャラも高いですから」と示唆する。「日本のコメディ映画の歴史のなかで、大げさに言うと転換期になるようなコメディを作るつもりで取り組んでおりますし、多分すべてのシーンがそのために成立しているような映画になりつつあるような気がしている」と自信のほどをのぞかせる今作は、8月下旬にオールアップを迎える。

「記憶にございません!}は、2019年に全国で公開。

(映画.com速報)

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