上田慎一郎監督、賛否両論歓迎!新作「イソップの思うツボ」が全国封切り
2019年8月16日 22:17

[映画.com ニュース] 「カメラを止めるな!」のスタッフが再集結した話題作「イソップの思うツボ」の初日舞台挨拶が8月16日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、共同監督を務めた浅沼直也監督、上田慎一郎監督、中泉裕矢監督が登壇した。
会場となったのは、昨年9月に「カメラを止めるな!」の簡約動員100万人突破記念舞台挨拶を行ったのと同じ国内屈指の大型劇場だけに、上田監督は「いつか別の映画で、ここに帰ってきたいと思っていたので、こんなに早く実現したのがうれしい」と感無量の面持ち。本作は「カメラを止めるな!」以前から企画がスタートしており「3年前、居酒屋で3人集まり、冗談まじりに語り合った作品が、こんな大舞台につながるなんて」と喜びを爆発させた。
同時に「今日の朝から公開されて、早速、賛否の感想を読みながら、胃をキリキリさせる日々が始まった!」と本音も。それでも「否定的な意見が出にくいのも窮屈ですし、賛否それぞれの皆さんがコミュニケーションをとれば、それによって映画も僕らも成長できるはず」と作品に対する賛否を歓迎する姿勢を示した。
すでに台湾での劇場公開が決定しており、10月に浅沼&中泉両監督が現地でのキャンペーンツアーを敢行することに。「構想3年、監督3人の異色作が、アジアでどう反応されるか楽しみ」(浅沼監督)、「これも上田君が『カメラを止めるな!』というヒット作をつくってくれたおかげ。見てもらってゴールなので、いろんな国を回れたら」(中泉監督)とさらなる飛躍に期待を寄せた。関係者によると10月17日の現地配給会社による台北プレミア、18~19日の高雄映画祭での上映を経て、10月25日に台湾で劇場公開されるという。
カメだけが友だちの内気な女子大生・亀田美羽、人気タレント家族の娘で恋愛体質の兎草早織、父親と復讐代行屋を営む戌井小柚。カメとウサギ、イヌの名前をもつヒロイン3人が、童話さながらの奇想天外な騙し合いを繰り広げる。全国109スクリーンで封切られ、舞台挨拶には出演する石川瑠華、井桁弘恵、紅甘、斉藤陽一郎、藤田健彦、高橋雄祐、桐生コウジ、川瀬陽太、渡辺真起子、佐伯日菜子が登壇した。
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