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横浜流星、主演映画「いなくなれ、群青」に自信「どっぷり浸れる世界観」

2019年8月12日 21:33

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舞台挨拶に出席した横浜流星、飯豊まりえら
舞台挨拶に出席した横浜流星、飯豊まりえら

[映画.com ニュース] シリーズ累計で100万部を突破した河野裕氏の人気小説を映画化した「いなくなれ、群青」の完成披露試写会が8月12日、東京・新宿バルト9で行われた。主演の横浜流星をはじめ飯豊まりえ矢作穂香松岡広大松本妃代中村里帆黒羽麻璃央と音楽の神前暁柳明菜監督が舞台挨拶に登壇した。

閉ざされた島を舞台に、現状の生活から脱出しようとする高校生たちの青春群像劇。主演の横浜は悲観主義の高校生役で、「僕も感情を表に出さず抑え込むタイプなので、共感はできたかな」と振り返った。

しかし、「詩的なセリフを、どうナチュラルに言おうかすごく悩んだ。皆が発信する芝居を素直に受け止めて返すのではなく、いったん自分の中に落とし込んでから返すその1クッションが難しかった」と苦労を吐露。それでも、「見てくれた方がどっぷり浸れる世界観で、それぞれのメッセージの受け取り方も違うと思う。皆さんの答えを導き出してください」とアピールした。

ヒロインの飯豊は、「大好きな作品で、しゃべりたいことがたくさんあります」と満面の笑み。高校の先輩に当たる横浜に対しては、「どんなボールを投げても、絶対的に返してくれる。絶対的に受け入れてくれる感じが役とシンクロした」と絶大な信頼を寄せた。

撮影に関しては、横浜が「自然に恵まれて、雨のシーンも雨ふらしはしていなくてその時だけ突然降ってきた」、飯豊も「あの瞬間だけだったよね。ナチュラルにびしゃびしゃになった」と声を合わせた。

柳監督も、「映画の神が降りた瞬間が多々あった」と実感。そして、「原作が大好きで、」美しい言葉やその空気感を映画にしたかった。まずパイロット版を作ってプロデューサーと役者に見てもらい、ディスカッションをして作品のトーンを決めた。でも、それを覆すくらい、皆が作品を背負って現場に来てくれた」と出演者に感謝していた。

いなくなれ、群青」は、9月6日から全国で公開される。

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