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ホドロフスキー最新作、空族「典座」など15作品 あいちトリエンナーレ映像プログラム

2019年7月31日 13:00

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「ホドロフスキーのサイコマジック」場面写真
「ホドロフスキーのサイコマジック」場面写真
(C)Pascale Montandon-Jodorowsky

[映画.com ニュース] 8月1日に愛知県内で開幕する国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の映像プログラムが発表された。アレハンドロ・ホドロフスキー監督最新作「ホドロフスキーのサイコマジック」、空族・富田克也監督最新作で、今年のカンヌ映画祭批評家週間出品作「典座 TENZO」など、国内初上映作4本を含む、14組による15本が9月15~29日に上映される。

鬼才ホドロフスキー監督の最新作は、ホドロフスキーが考案した心理療法「サイコマジック」を紹介するもの。過去の監督作品の映像素材も加え、ホドロフスキー映画における数々のシーンが、いかに「サイコマジック」という技法によって貫かれているかが解き明かされてゆく。「典座 TENZO」は、富田監督が全国曹洞宗青年会から依頼を受け、道元禅師が遺した「典座教訓」を軸に、 3・11以降の日本における仏教の意義、そして信仰とは何かを探求した作品だ。

そのほか、国内初上映の作品は、今年のカンヌ映画祭監督週間に出品された「Grand Bouquet」(吉開菜央監督)、あいちトリエンナーレ映像プログラムでは初となる新作委嘱作品「A Day in the Aichi(仮)」(カンパニー松尾監督)。

キャスリン・ビグロー監督の「デトロイト」、レニ・リーフェンシュタール監督第11回ベルリンオリンピックの記録映画「民族の祭典」「美の祭典」など、話題の最新映画からドキュメンタリーの傑作までバラエティ豊かなラインナップが出揃った。

なお、8月9日の午後9時から、「典座 TENZO」「Grand Bouquet」の両監督によるトーク付き先行上映と、“情の時代”をテーマに選ばれた「グレイテスト・ショーマン」(マイケル・グレイシー監督)、「search サーチ」(アニーシュ・チャガンティ監督)「メッセージ」(ドゥニ・ビルヌーブ監督)の特別オールナイト上映が、ミッドランドスクエアシネマで行われる。

「あいちトリエンナーレ」は、3年に1度開かれる国際芸術祭で、今年で4回目となる。映像作品のほか、国内外の作家が参加する現代美術、音楽プログラムを含む舞台芸術を紹介する。愛知芸術文化センターほかで、10月14日まで開催。映像プログラム詳細は公式HP(aichitriennale.jp)で告知する。

▽あいちトリエンナーレ映像プログラム作品一覧
「ウロボロス」(バスマ・アルシャリフ監督)
デトロイト」(キャスリン・ビグロー監督)
共犯者たち」(チェ・スンホ監督)
「A Day in the Aichi(仮)」(カンパニー松尾監督)
ハイ・ライフ」(クレール・ドゥニ監督)
夜明け」(広瀬奈々子監督)
「ホドロフスキーのサイコマジック」(アレハンドロ・ホドロフスキー監督)
「空に聞く」愛知芸術センター・愛知県美術館オリジナル映像作品(小森はるか監督)
「コンゴ裁判」(ミロ・ラウ監督)
「民族の祭典」「美の祭典」(レニ・リーフェンシュタール監督)
愛と法」(戸田ひかる
「さよならテレビ」(東海テレビ放送)
典座 TENZO」(富田克也監督)
「Grand Bouquet」(吉開菜央監督)

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