渡辺謙、ミュージカル「王様と私」で日本凱旋に高まる期待「誇りに思う」
2019年7月10日 13:10

[映画.com ニュース] 俳優の渡辺謙が7月10日、主演するブロードウェーミュージカル「王様と私」の前日会見を東京・渋谷のシアターオーブで行った。
2015年にニューヨークで初演され、渡辺はトニー賞の主演男優賞候補に。その後、昨年のロンドン公演を経て待望の来日公演となったが、渡辺が最優先事項に挙げたのが同賞で主演女優賞を射止めたダブル主演のケリー・オハラの出演だ。
「日本の俳優が日本でやるのに、何で英語なんだと最初は腰が引けていたが、ケリーを日本の観客に見てほしいという思いが、その気持ちに圧倒的に勝った。まずはそれが実現してうれしい」と満足げ。オハラは9日に来日したばかりだが、「何百回もやっているので、ほとんどノーサイン。バッテリーのようで、何を投げても取ってくれるし、いい球を返してくれる。素晴らしいシンガーでもあるし、尊敬する女優の1人」と賛辞を送った。

対するオハラも、「大好きなショーなので。謙の母国である日本でいつか公演してみたかった。名誉なことです」と感慨深げ。渡辺の魅力を聞かれると、本人に「正直に」と促され「人生の中でベストのコラボレーション。情熱的でパワーを感じるし、今まで(共演した俳優)にはない特別な王様です」とあうんの呼吸を見せた。
公演は日本語字幕が付くが、渡辺は「日本の観客は字幕を見るのに慣れているし、いい感じで出るシステムを開発してもらったので深く理解していただけると思う」と自信。そして、「ブロードウェーのトップクラスが日本に来ることは本当にない。ニューヨークやロンドンとは舞台の使い方も変わっているし、楽しんでいただける要素がたくさんある。僕自身も期待の方が大きい。2人で引っ張って深めてきたものを届けられることを誇りに思う」と力強く語った。
ミュージカル「王様と私」は、7月11日~8月4日、東京・渋谷のシアターオーブで上演される。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)