吉岡里帆×高杉真宙「見えない目撃者」主題歌は異才の“17歳シンガー”が書き下ろし!
2019年7月3日 04:00
[映画.com ニュース]吉岡里帆が主演し、高杉真宙が共演するサスペンススリラー「見えない目撃者」の主題歌を、“17歳のシンガー”みゆなが書き下ろしていることがわかった。「FUJI ROCK FESTIVAL’19」の出演決定や、YouTubeによる「Artists to Watch 2019 注目の新人」に選出されるなど、多くの注目を集めるみゆなが、初めて映画に楽曲を提供する。
原作は、2011年に韓国で230万人動員の大ヒットを記録し、中国でもリメイクされた「ブラインド」(アン・サンフン監督)。警察学校卒業式の夜、自らの過失で弟を事故死させてしまい、自身も失明してしまった浜中なつめ(吉岡)。警察官になることを諦め、3年間失意の底にいたが、ある日、車とスケートボードの接触事故に遭遇する。なつめは車中から助けを求める少女の声を聞き、警察に誘拐事件の可能性を告げるが、警察は視覚障害者の“目撃情報”を信用しなかった。それでも少女を救いたいと考えた彼女は、事故現場で車に接触したスケボー少年(高杉)を探し出し、ともに真相究明に乗り出す。
10代らしからぬ独特の世界観と歌唱力から“異才”とも評されるみゆなが、完成前の今作を鑑賞し、新曲「ユラレル」を書き下ろし。主人公が感じる不甲斐なさと怒り、そして不屈の精神を表現した渾身の1曲。映画について「『こんなに引き込まれる映画があるのか』と、初めての感覚でした。この映画に、人の愛を感じました。いろんな形の愛を見ることができ、私のなかで忘れられない作品となりました」と話し、「楽曲は、試行錯誤しながらも、実験的なサウンド、エフェクトを使用して出来上がっていますので、映画館で味わって頂けると嬉しいです」とコメントを寄せた。
吉岡も、「主題歌を初めて聞いた時、あまりになつめの声を代弁してくれていて、驚きました」と振り返る。さらに「みゆなさんは17歳の女の子で、私が役を通じて探していた、事件に巻き込まれてしまう女子高生とリンクしているんです。その女子高生がずっと不安を抱えながら一人で叫んでいる、その叫びも楽曲から伝わってきました」と明かし、「みゆなさんは、初めて映画主題歌を担当されると伺いました。わたしも本作の中で、目が見えないことであったり、盲導犬役のパルとの演技、そしてこれほどまでに本格的なアクションといった、自分にとって初めてのことに挑戦させていただいたこともあり、映画『見えない目撃者』で、みゆなさんと一緒に新たな扉を叩いている気がしてとても嬉しいです」と充実の様子で述べている。
「見えない目撃者」は、「重力ピエロ」の森淳一監督がメガホンをとり、「るろうに剣心」「ミュージアム」の藤井清美が共同脚本を執筆している。9月20日から全国で公開。