スティーブン・キング「死のロングウォーク」を「ジェーン・ドウの解剖」監督が映画化
2019年6月26日 15:00
[映画.com ニュース]米人気作家スティーブン・キングの問題作「死のロングウォーク」を米ワーナー・ブラザース傘下のニューラインが映画化する新作の監督が、「ジェーン・ドウの解剖」のノルウェー人監督アンドレ・ウーブレダルに決まったことがわかった。米Deadlineが独占で報じている。
キングがリチャード・バックマンの名義で1979年に発表した「死のロングウォーク」は、独裁国家と化した近未来のアメリカを舞台に、10代の少年100人を集めて毎年開催される死の競技“ロングウォーク”の恐怖を描いた問題作。ひたすらコース上を歩くだけの一見単純なこの競技には、歩行速度が時速4マイルを下回ると警告を受け、1時間に3回以上警告を受けると射殺されるという恐ろしいルールが設けられていた。生き残りが最後の1人になるまで終わらないロングウォークを歩きながら、お互いがライバルであると知りつつも励まし合い、深い絆で結ばれていく少年たち。絶望的な極限状況で最後まで生き残るのは、はたして誰なのか。
「ハンガー・ゲーム」や「メイズ・ランナー」といった人気映画シリーズにも大きな影響を与えたとされる傑作ディストピア小説を映画化する本作は、「インデペンデンス・デイ リサージェンス」のジェームズ・バンダービルトが脚本を執筆、監督デビュー作「ニュースの真相」の製作を手がけたブラッドリー・J・フィッシャー&ウィリアム・シェラックとともにプロデューサーも務める。
遺体安置所を舞台に、身元不明女性遺体の検死が巻き起こす様々な怪奇現象をサスペンスタッチで描いたホラー映画「ジェーン・ドウの解剖」で注目を集めたウーブレダル監督は、ギレルモ・デル・トロ監督プロデュースのもと、共同脚本と監督を務めた新作ホラー「Scary Stories To Tell In The Dark(原題)」が、8月9日から全米で公開される。