女優・前田敦子に全幅の信頼 「旅のおわり世界のはじまり」黒沢清監督が絶賛

2019年6月15日 12:44

舞台挨拶に登壇した前田敦子
舞台挨拶に登壇した前田敦子

[映画.com ニュース] 日本とウズベキスタンの合作映画「旅のおわり世界のはじまり」の公開記念舞台挨拶が6月15日、東京・テアトル新宿で行われ、主演の前田敦子加瀬亮染谷将太柄本時生アディズ・ラジャボフ黒沢清監督が登壇した。

取材のためにウズベキスタンを訪れたテレビ番組のレポーター・葉子(前田)が、さまざまな失敗と出会いを通して成長を遂げる姿を、現地でのオールロケで描いたロードムービー。6月14日に全国34スクリーンで封切られた。黒沢監督は「普通のエンタテインメント作品と違って、正直、売りはウズベキスタンの美しい風景と俳優の魅力だけです(笑)。ぜひ堪能していただき、皆さんの心の中に、細く長くずっと残ってくれれば嬉しいです」とアピールした。

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主演の前田も「わたしにとって、本当に大切な大切な作品」と思い入れは格別。「LINE」のやり取りを口頭で読み上げる劇中シーンについて、「あとから声を録音するのかと思っていたんですが、撮影の初日に『今日、撮るから』と言われて。監督がそうおっしゃるなら、もうやるしかなくて」と振り返ると、黒沢監督は「普通はスマホをアップで撮ったり、字幕を出したりすると思うんですが、どっちも嫌だなと(笑)。前田さんならできると思ったし、違和感なく、難なくやってくれた」と全幅の信頼を寄せていた。

また、ウズベキスタンを代表する人気俳優のラジャボフは、本作で日本語のセリフを披露しており、「映画を見ている間は、自分が日本人なのかなと錯覚しましたが、劇場を出ると、やっぱり、そうじゃないと気づかされた(笑)」と通訳を介し笑いを誘い、「もし1年くらい皆さんとご一緒したら、もっと日本語ができるようになるかもしれません」と話していた。黒沢監督は「アディズさんとの出会いは、最大の幸運。天才的な演技力で、あそこまでの演技を見せてくれた。彼を紹介できただけで、この映画は作った価値があると思う」と感謝を示した。

(映画.com速報)

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