竹中直人、過去のサーファー役は「吹き替え」と暴露
2019年5月31日 12:30
[映画.com ニュース] 故大杉漣さんが主演したサーフィン映画「ライフ・オン・ザ・ロングボード」(2005)の続編「ライフ・オン・ザ・ロングボード2nd Wave」が5月31日、全国12スクリーンで封切り。東京・新宿バルト9で初日舞台挨拶が行われ、主演の吉沢悠、馬場ふみか、香里奈、立石ケン、森高愛、松原奈佑、南美沙、竹中直人、前作に引き続きメガホンをとる喜多一郎監督が登壇した。
種子島の美しい海を舞台に、一度はすべてを失った天才サーファー・光太郎(吉沢)が、亡き恩人の娘やアルバイト先の病院長、海辺のレストランの女性店主、頑固な漁師らとの交流を通して、人生を取り戻す姿を描く。喜多監督は「テーマは一貫して人間再生。元気のない世の中だが、挫折で立ち直れないという人に、明日を笑顔で迎えられるヒントを与えられたら」と話していた。
サーファー役に挑んだ吉沢は「大杉さんが主演された前作が公開されたときには、中高年の皆さんの間で『また、サーフィンをやりたい』というムーブメントが起こったと聞いています。ぜひ、皆さんの力で、またビッグウェーブを起こしたい」とアピール。共演した泉谷しげるにサーフィンを教えるシーンについて「監督がすべてを任せてくれたので、どこかドキュメンタリー風で……。泉谷さんも『吉沢、サーフィン楽しいな』と言ってくださり、同じ気持ちを共有できた」と振り返った。
竹中は病院長を演じ、「役作り? そんなもの、ない。(撮影が)1年前だし、全然覚えていない。昨日のことも忘れちゃうんだから」ととぼけた表情。過去には別の作品で、プロのサーファー役を演じたこともあるが、「スポーツなんて全然できない。あのときも、ハワイから(自分に)似た人を呼んで、吹き替えでやってもらった。遠い昔のことは、覚えている」と暴露話で笑いを誘っていた。