電撃結婚した川栄李奈、柳楽優弥から祝福される「あ、おめでとうございます」
2019年5月21日 20:00
[映画.com ニュース] ベストセラー作家・重松清氏の小説を映画化した「泣くな赤鬼」の完成披露試写会が5月21日、東京・新宿バルト9で行われ、出演の堤真一、柳楽優弥、川栄李奈、竜星涼、メガホンをとった兼重淳監督が舞台挨拶に出席した。
「ビタミンF」「とんび」「その日のまえに」「流星ワゴン」などで知られる重松氏の短編を、「キセキ あの日のソビト」の兼重監督が映画化。重松氏が「いままで書いてきた『教師と生徒』のお話の中で、特に愛着のある作品」と語るほど思い入れが深い、感動の物語を紡ぐ。
“赤鬼先生”とあだ名される野球部監督・小渕隆役の堤は、物語に対し「たくさん映画には出ていますが、自分が出ている映画を見て泣いたのは初めてです」と目を細める。「丁寧な人間関係や距離感。役者としても、客としても、優しさや愛情を感じた」と振り返り、「やってよかったと、(完成した映画を)見終わって感じました」としみじみ述べていた。
赤鬼先生の元教え子で余命半年のゴルゴに扮した柳楽は、憧れの堤との共演を喜びながら、「この業界に入る前からドラマなどで見ていた堤さんと、10数年経って、こうして先生と教師という関係性で……」と述べる。数拍の間をおいて、堤らが「先生と生徒な」と訂正したものの、あまりにもナチュラルな言い間違いに、客席のみならず登壇陣からも爆笑が沸き起こった。
続けて柳楽は、「今日は舞台の休演日なので、ちょっと頭が(働かなくて)……」と釈明した後、5月17日に俳優・廣瀬智紀との電撃結婚&妊娠を発表した川栄に向き直り「あ、川栄さん。おめでとうございます」と唐突に祝福。これには川栄も大笑いで、堤から「(言い間違いを)ごまかすな!」とツッコミを受けた柳楽は「すみません、タイミングが……」と頭をかいていた。
当の川栄は、ゴルゴの妻・雪乃を好演。妻であり母でもある役どころを務め上げた今作の感想を、「号泣してしまって。切ないんですが、自分のなかで生きる何かを見つけようと、見終わったあとに思える作品でした」と明かし、「今回は監督に、『一見やんちゃだけど芯のある女性として、夫を支えてください』と。柳楽さんがどんどん痩せていく姿をお芝居のなかで見ていて、すごくつらかった。でも、こんな役をいただけてありがたかったです」と結んでいた。
「泣くな赤鬼」は、6月14日から公開。