カンヌ映画祭「ロケットマン」お披露目 エルトン・ジョンがレッドカーペットに
2019年5月20日 16:00

[映画.com ニュース]カンヌ国際映画祭の3日目を迎えた5月16日、アウト・オブ・コンペティション部門でエルトン・ジョンの半生を映画化した話題作「ロケットマン」が上映された。この日はエグゼクティブ・プロデューサーを務めたエルトン・ジョン自身も、お馴染みのハートのサングラスと背中に「ロケットマン」とラメのロゴを入れたスーツで登場。彼を演じた、プライベートでも仲のいいタロン・エガートン、デクスター・フレッチャー監督らとレッドカーペットを歩き、華やかに盛り上げた。
フレッチャー監督といえば、「ボヘミアン・ラプソディ」の製作総指揮を担当し、ブライアン・シンガー降板ののちの実質的監督として知られるが、フレディ・マーキュリーに続き今回は、エルトンの半生を自らメガホンを握り映画化。スーパースターとしての栄光の陰で、父親の愛を得られずに育ち、ドラッグ、アルコール、過食、浪費など、さまざまな中毒を抱えた彼の困難な半生が、ミュージカルシーンも織り交ぜて描かれる。エルトン自身、ゲイであることを公言していたともに、映画製作にあたってはスタッフに自由に任せたというだけに、ベッドシーンを含めマネージャーとの波乱に富んだ恋愛などが率直に描かれている。
もっとも、リアルな心理描写に趣が置かれていた「ボヘミアン・ラプソディ」と比べると、今回のみどころはむしろファンタジックなアプローチとステージ・シーンにある。映画のなかには題名曲をはじめ、カンヌでPVを撮影した「アイム・スティル・スタンディング」など、ヒット曲がオンパレードだが、口パクではなくすべて自身で歌ったエガートンのパフォーマンスは出色。そのファビュラスなステージ衣装と相まって、目を楽しませてくれる。それが逆に、映画をやや表層的にしているという批評も見受けられたが、記者会見で「ボヘミアン・ラプソディ」との比較、さらにラミ・マレックのことを尋ねられたエガートンは、「ひどい質問だな(笑)」とジョークを飛ばし、「僕はあの映画と本作を比較したことはないよ。ラミの演技は最高だ。個人的にもよく知っているけれど、彼は素晴らしい人だし、僕らの世代でもっとも才能のある俳優だと思う。でも僕らの映画はまた異なる。これはミュージカルで、俳優は自分で歌っている。みんなの興味を掻き立ててくれることを願うよ」と語った。
また役作りについては、「エルトンを演じるのは大きな栄誉であったとともに、すごく責任も感じた。とくに友達としてよく知っているだけに、彼の温かさや寛大さを表現すること、それが一番僕にとって大事だった。役作りとしては彼と多くの時間を過ごして話し合ったよ。とても恵まれたことに、彼はなんでも相談にのってくれた」と、エルトンの全面的なバックアップがあったことを明かした。
なお、公式上映では噂されていたようなコンサートはなかったものの、その後ホテルのプライベートビーチで行われたパーティでは、エルトンがサプライズコンサートを披露。「アイム・スティル・スタンディング」と、タロン・エガートンとのデュオで「ロケットマン」を披露し、多いに盛り上がった。(佐藤久理子)
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