「MIB」英ロンドンの撮影現場に潜入!スペースガンでエイリアン打ちまくる
2019年5月17日 11:00

[映画.com ニュース] ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズによる大人気SFコメディ「メン・イン・ブラック」シリーズが、新たなキャストを迎えてカムバックを果たした。シリーズ第4弾となる新作「メン・イン・ブラック インターナショナル」は、クリス・ヘムズワース扮するエージェントHと、テッサ・トンプソン演じる新女性エージェントMのコンビが、組織内に潜むスパイを追跡し、地球の存亡をかけた戦いを繰り広げる。映画.comでは2018年、英ロンドンのリーブスデン・スタジオで行われた撮影に潜入する機会を得た。(取材・文/佐藤久理子)
広大なスタジオのセットには、MIBの近未来的なロンドン支部、伊イタリアの島に見立てた別荘、仏パリのエッフェル塔の先端部分など、いくつもの壮観なセットが組み立てられている。新作はそのタイトルからも察せられる通り、これまでのシリーズに比べてぐっと規模が大きく世界的になっているのだ。
物語は、ニューヨーク支部に採用されたMがロンドンに派遣され、そこでロンドン支部の大物ハイT(リーアム・ニーソン)の指示によりHとコンビを組むことになる。Hは腕は立つもののかなりお調子者で、優等生のMとは凸凹コンビ。そんなふたりはMIB内に潜むスパイを追跡し、モロッコの砂漠からナポリ沖の小島、最後はエッフェル塔まで、世界中を股にかけてエイリアンと戦う。

この日のハイライトは、予告編にも登場する、エージェントMとHが街中で敵のエイリアンと対峙するバトルシーンだ。変貌自在の見たこともない手強いエイリアンを相手にしたふたりは、スペースガンを手に打ちまくる。MがMIB仕様の黒いジャガーのサイドミラーをスライドさせると最新兵器のスペースガンがずらりと現れ、一方のHは車のバンパーの横から銃身を取り出し、弾倉が収納されたホイールを取り出してスーパーガンを組みたて打ちまくる。監督から「カット!」の声がかかった後も、興奮したヘムズワースの声がスタジオに響き渡り、見ているだけで熱気が伝わって来る。
「ワイルド・スピード ICE BREAK」などアクション映画を手掛けてきたF・ゲイリー・グレイ監督によれば、今回はシリーズ中で最もアクションが派手なものになっているという。砂漠をバイクでぶっ飛ばすヘムズワースは、危険なスタントシーン以外は、自分で乗りこなしていたようだ。「クリスのキャラクターはすごく面白くて、コメディの要素もあるんだ。本作はスーパーヒーローものとはちょっと異なり、ファニーでクール。最新のガジェットや新たなエイリアンもたくさん出てきて、一段とバージョンアップされている。それに女性のMIBエージェントというのが、すごく今っぽいだろう。テッサは抜群のアクションセンスがあるから、そこも見どころだよ」とグレイ監督。確かにふたりの掛け合いを見ているだけで、アドレナリンが沸き上がってくるようだ。果たしてどのような仕上がりになるのか、全貌を目にする日が待ち遠しい。
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