岡山天音主演×飯塚俊光監督「踊ってミタ」は地方再生型ヒューマンダンスムービー
2019年5月14日 10:00
[映画.com ニュース] 若手実力派俳優として映画、ドラマで活躍する岡山天音が主演し、「独裁者、古賀。」「ポエトリーエンジェル」の飯塚俊光がメガホンをとる地方再生型ヒューマン・ダンスムービー「踊ってミタ」の製作が決定した。
岡山は、2014年の短編映画「チキンズダイナマイト」で飯塚監督と初タッグを組み、続く17年の「ポエトリーエンジェル」でも主演を務め、第32回高崎映画祭最優秀新人男優賞を受賞している。「踊ってミタ」は主演・岡山と監督・飯塚による3作目となる注目作だ。
東京で映像作家になる夢に破れ、故郷の町役場の観光課職員となるが、夢を諦め切れずにいる主人公・三田を岡山が演じる。また、三田と同僚の観光課職員・真鍋を「ポエトリーエンジェル」で岡山とダブル主演した武田玲奈が演じ、岡山×武田×飯塚監督の3人が再び揃う。そして、町の活性化を三田に命じる若手町長・丸山役で「仮面ライダー電王」の中村優一が参戦し、これまでのイメージを覆す役を演じる。飯塚監督の脚本による完全オリジナル作品で、5月中旬から栃木県足利市を中心に、群馬県中之条や都内近郊で撮影される。
岡山は「台本を初めて読んだ時、気がついたら声を出して笑っていました。飯塚監督が描いた三田というおかしな男の挫折と再生。思う存分楽しみながら演じたいと思います」とし、武田も「『ポエトリーエンジェル』を超えるような素敵な作品を、皆さんに見ていただけるように、全力で創り上げたいと思います」と意気込みを語る。そして、中村は「今のところ深く語れないのですがとてもユニークな役柄です。飯塚監督の『独裁者、古賀。』や『ポエトリーエンジェル』が大好きなので今回の出演がとても嬉しいです。初めて台本を読んだ時に面白すぎて読み終わるまで止まりませんでした」と参戦を楽しみにしている。
さらに、作品のキーとなる「踊り」を彩るメロディと振り付けをパワフルなエンターテインメント作品に仕上げるべく強力なスタッフが集結した。再生回数累計1億超を記録し、ボーカロイド初の「NHKみんなのうた」へ起用されるなど音楽シーンを塗り替えたボカロ・プロデューサー「40mP」(よんじゅうメートルぴー)が楽曲を提供。ニコニコ動画「踊ってみた」カテゴリで絶大な人気を誇り、DJとしても活躍する踊り手・めろちんが振り付けを担当する。
飯塚監督は「『踊ってみた』は『振り付け』『音楽』『踊り手』のすべてがユーモラスでとても魅力的です。その魅力を、延いては『日本』の魅力を感じてもらえるようできるだけホンの中に詰め込んだつもりです。素敵な俳優とスタッフとともに全力を尽くし、どこか痛いけど憎めない登場人物が織りなすドラマと踊りを期待してもらえれば、きっと『令和』にふさわしい映画になるはずです」としている。そのほか追加キャスト、スタッフは順次発表予定で、映画「踊ってミタ」は2020年初春公開。
なお、この映画は、クラウドファンディングのMotionGalleryで制作費などの一部支援を募っている(https://motion-gallery.net/projects/odottemita-movie-jp)。