倍賞千恵子&藤竜也、「初恋」が遺作の星由里子さん追悼「スターはこうあるべき」
2019年5月10日 16:52

[映画.com ニュース] 女優の倍賞千恵子と俳優の藤竜也が5月10日、映画「初恋 お父さん、チビがいなくなりました」の初日舞台挨拶を東京・新宿ピカデリーで行った。
2人は28年ぶりに夫婦を演じたが、自宅が近所で時には食事を共にするなど家族ぐるみの付き合い。倍賞は、「頑固な昭和のお父さんでしたけれど、本当の藤さんはとても優しいんです。撮影中は口をきいてくれないし、側にいてくれなかったからちょっと寂しかったけれど、脚本を読んで夫婦の中にとても強い愛があるから受けさせてもらった」と満足げに明かした。
一方、元女優の芦川いづみさんと金婚式を迎えている藤は「亭主稼業を50年やっているが、改めて気づいたことがある」とポツリ。続けて、「結婚して子どもが生まれると、親子の関係は何をしようと切れない。でも、夫婦は50年連れ添っても紙1枚で赤の他人になれる。考えるとゾッとして、堅固なようでいてもぜい弱だな、油断しちゃいかんと思った」と深みのある見解を示した。
同作には、撮影直後の昨年5月になくなった星由里子さんが出演しており、倍賞は「かつてで言えば東宝、日活、松竹の共演でしたが、背筋がピンとしていてスターはこうあるべきと思った。芝居はすごくかみ合って、セリフが立ち上がっていくようで楽しかった」と述懐。藤も、「若大将の星さんだというのが第一印象で、かつての大スターとご一緒するとミーハーになる。長生きしていて良かった」としのんだ。
この日は2人の子ども演じた市川実日子、小市慢太郎、西田尚美も登壇し家族が勢ぞろい。西田は、「短い間の撮影だったけれど、長く家族でいたような気分で居心地が良かった。別れがたかったし、お兄ちゃん(小市)がきょうだい、お父さんお母さんの関係性をつくってくれた」と感謝。小市は、「不思議なくらい実家感があって、濃密な時間だった」と感慨深げだったが、市川が「お兄ちゃん、泣きそう。というか泣いている」とちゃかしていた。
(C)2019 西炯子・小学館/「お父さん、チビがいなくなりました」製作委員会
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