「イタリア映画祭2019」が開幕!監督・女優ら11名が来日!
2019年4月27日 22:00

[映画.com ニュース]ゴールデンウィーク恒例のイベントとして親しまれている「イタリア映画祭2019」の開会式が4月27日に有楽町朝日ホールで行われ、今回の上映作品の監督、女優合わせて総勢11名が来日し、舞台あいさつを行った。
「日本におけるイタリア年」をきっかけに2001年に始まったイタリア映画祭は、新進気鋭の若手監督から巨匠まで、ドラマ、コメディー、歴史物などジャンルを問わずバラエティー豊かな作品をラインナップ。この映画祭の後に劇場公開やソフト販売される映画も多く、話題の作品をいち早く鑑賞できる機会となる。映画ファン、イタリア好きにとってのゴールデンウィークの恒例行事として認知されており、毎年1万人を超える観客を動員。今年で19回目を迎えた。
今回上映されるのは、2018年以降に製作された日本初公開となる新作14本。加えて、昨年亡くなったビットリオ・タビアーニ監督とエルマンノ・オルミ監督を追悼して、彼らの監督作や関連作の5本、その他短編1本を上映する。
イタリア文化会館のパオロ・カルベッティ館長は「イタリア映画祭は今年で19回目を迎えました。これはイタリア映画が近年においても、日本の皆さんに関心を持たれている証左ではないかと思います」とあいさつ。さらに「日本ではクラシックとなったフェデリコ・フェリーニ、ルキノ・ビスコンティ、ビットリオ・デ・シーカといった巨匠の作品だけでなく、近作や最新作もまた高く評価されています。ここ日本では長年にわたり、イタリア映画と影響し合う関係を持ち続けてきたのです。イタリアの多くの若手、ベテランの監督が、日本の監督の作品を称賛してきました。そして日本人監督作品のストーリーは、しばしばイタリアのクラシック作品を想起させます」と続けた。
さらに「昨年カンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得した是枝裕和監督に以前お会いした際、若い頃にイタリアのクラシック作品を観るためにイタリア文化会館を訪れていたと話されていたことを思い出します」と語ると、「このイタリア映画祭は、多くの方にとって、イタリアの窓を開ける大変な重要な映画祭となっており、それによってイタリアの現代の文化のさまざまな面に近づいていただくことにもつながっています」と観客に感謝の思いを伝えた。
「イタリア映画祭2019」は4月27日から5月4日まで有楽町朝日ホールにて上映(5月18日から19日まで大阪のABCホールでも開催予定)
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