西川きよし&桂文珍、岡村隆史のために「決算!忠臣蔵」出演決意
2019年4月26日 06:00
東京大学・山本博文教授の著書「『忠臣蔵』の決算書」(新潮新書)を原作に、中村監督のメガホンで映画化。大石内蔵助が実際に残した決算書を基に討入り計画の実像を記しており、これを中村監督が丁寧に紐解き、脚本に落とし込んだ。映画では、内蔵助(堤)と勘定方・矢頭長助(岡村)が、現在の貨幣価値にして上限9500万円以内という限られた予算の中で討入りを計画するさまを、全編関西弁で描く。
今作には堤、岡村のほか、濱田岳、横山裕、荒川良々、妻夫木聡、竹内結子、石原さとみが出演するほか、4月20日には「島ぜんぶでおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭」で木村祐一、板尾創路、村上ショージの参戦が発表されたばかり。そして満を持して、百戦錬磨のふたりの“師匠”がひと肌脱ぐ。
西川は岡村演じる矢頭長助と同じそろばん侍で、赤穂藩次席家老・大野九郎兵衛に扮し、桂は内蔵助らが赤穂藩再興の望みを託す遠林寺の住職・祐海和尚に息吹を注ぐ。ともに所属事務所の後輩である岡村を気遣っており、西川は「同じ板に上がったら、先輩も後輩もないからな」と懐の深さを垣間見させ、桂も「岡村くんのためやからな、何でもするで」と役に合わせて快く剃髪して撮影に臨んだ。
中村監督は、キャスティングで最も難儀したのが大野役だと明かし「あの人でもない、この人でもないと悩む日々の中、ついに師匠の名前が挙がった時の『これで映画ができる!』と思った瞬間は今でも忘れられません」と述懐。剃髪した桂に対しては、「自分は大変なことをお願いしてしまったと青くなっているところへ『だいぶ寒うおまんな』と事も無げに、にこやかな笑顔で現れなさった師匠を見て、不覚にも泣いてしまいました。あんたこの仕事気張って続けてかなあかんで、と言われているようで、身の引き締まる思いでした」とコメントを寄せている。
松竹の池田史嗣プロデューサーも、「日本映画界を代表する実力派のオールスター俳優陣と、お笑い界のレジェンドおふたりのハイレベルな芝居合戦。コメディでありながら、お芝居はそれぞれの技量を尽くした真剣勝負。おふたりのおかげで現場は(特に吉本勢が)緊張感に包まれ、作品がしっかりと締まったような気がします」と手応えをつかんだ様子だ。
「決算!忠臣蔵」は、11月22日から全国で公開。
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