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視線を逸らせば、殺される… 飯豊まりえ、ホラー初挑戦で“シライサン”の呪いに巻き込まれる

2019年4月25日 05:00

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監督はなんと小説家・乙一
監督はなんと小説家・乙一

[映画.com ニュース] 女優・モデルの飯豊まりえが、「シライサン」で映画単独初主演を飾ることがわかった。大の苦手というホラーに初挑戦し、視線を逸らすと殺される“シライサン”の呪いに巻き込まれたヒロインに扮する。監督は、「GOTH」「ZOO」などで知られる小説家・乙一。脚本参加の際などに使用する「安達寛高」名義で、長編監督デビューを果たした。

名前を知ると現れて、視線を逸らせば殺される……。眼球が破裂した死体が、連続して発見された。直接の死因はすべて心臓麻痺。死の直前、何かに怯え取り憑かれたように振る舞っていたという奇妙な共通点があった。親友を目の前で亡くした大学生の端紀(飯豊)と、弟を失った春男は、ともに事件を調べ始める。鍵を握る女性・詠子を探し当てるが、ほどなく彼女は「シライサン」という謎の言葉を残し、眼球を破裂させ心臓麻痺で死亡した。事件に目を付けた雑誌記者・間宮も加わり、徐々に明かされてゆく“シライサンの呪い”。核心に近づく3人の前に、理解を超えた戦慄の事実が待ち受けていた。

飯豊は「自分の中で初めての挑戦で、今は緊張しています。台本を読むだけでも、シライさんがどこかに居そうで怖かったです」と、ホラーが大の苦手なだけに慄然としたことを明かす。一方で「この作品に携われたことで、ホラーへの印象が変わるかもしれません」とも語り、「頂いた出合いと役を大切に、いまから心の準備をして真剣に、向き合って臨みたいと思っています! 映画館でお会いできるの楽しみにしております」と真摯なコメントを寄せた。

満を辞して放つ完全オリジナルホラーを放つ安達監督は、「初めて映画を撮ったのは24歳のときでした。今回、劇場用長編映画を撮ることになり、不安と期待が入りまじっています。長編映画を撮ることが夢でした」と万感の思い。「いわゆる『リング』や『呪怨』の系譜につらなるJホラーです。呪いにより次々と人が亡くなっていきます」と定義づけ、「僕が『怖い』と感じるものを作品に盛り込みました。見た人が、一生、トラウマとなって引きずっていくような映画にしたいです」と静かだが並々ならぬ意気込みを示した。

シライサン」は、2020年1月に全国公開。

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