シリアルキラー、覚醒の瞬間……ラース・フォン・トリアー監督の問題作、日本版予告完成!
2019年3月14日 18:00

[映画.com ニュース] あらゆるタブーに切り込みセンセーショナルな反響を巻き起こしてきた鬼才ラース・フォン・トリアー監督の新作「ハウス・ジャック・ビルト」の日本オリジナル版予告編と新場面写真が、このほどお披露目された。問題発言によるカンヌ国際映画祭追放処分を受けてから7年、トリアー監督が新たに創出した世界観は“ゾッとするほど魅力的”だ。
第71回カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門された際に、途中退出者が続出したにもかかわらず、上映終了後スタンディング・オベーションが鳴りやまないという賛否真っ二つの反応が見受けられた「ハウス・ジャック・ビルト」。マット・ディロン、ユマ・サーマン、ライリー・キーオ、2月に亡くなったブルーノ・ガンツさんらが見事なアンサンブルを披露しているが、あまりの過激さゆえ、アメリカではアメリカ映画協会(MPAA)が手を加えた修正版のみ、正式上映が許されるという事態となった。
物語の舞台は、1970年代の米ワシントン州。建築家になる夢を持つハンサムな独身の技師ジャック(ディロン)は、あるきっかけからアートを創作するかのように殺人に没頭する。シリアルキラーが体験する5つのエピソードを通じて“ジャックの家”が建つまでの12年間の軌跡を明かしていく。
デビッド・ボウイの楽曲「FAME」が流れる予告編では、ジャックが“究極のサイコパス”へと覚醒する瞬間を活写。山道を運転するなかで出会った女(サーマン)から「あなた殺人鬼かも。私にはそう見える」という挑発的な態度をとられたことで、“野生の虎”のような狂気に目覚めるジャック。その場にあったジャッキで女に勢いのまま襲い掛かるだけでなく、その後は泣き叫ぶ女性や拘束された男性、さらには親子にも容赦なく狙いをつけていく。新場面写真では、ジャックのほか、第一の被害者となってしまう女を演じたサーマン、謎の男ヴァージを演じたガンツらの姿をとらえている。
「ハウス・ジャック・ビルト」は、6月14日から東京・新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。無修正完全ノーカット版(R18+指定)での上映となる。
(C)2018 ZENTROPA ENTERTAINMENTS31,ZENTROPA SWEDEN,SLOT MACHINE,ZENTROPA FRANCE,ZENTROPA KOLN
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“最高&最幸”の一作!
【過去最高の評価!最も泣いた!】ありがとう、そして…さようなら!? 結末は絶対に観て…!
提供:キノフィルムズ

“ハリポタファン”に熱烈に推したい
【夢のような空間がここにある】ぜひ堪能してほしい特別すぎる体験だった【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

たべっ子どうぶつ THE MOVIE
【裏切りすんごい】キッズ向けとナメてたら…全然“甘くなかった”!!嘘やろ、こんな…ええんか…?
提供:クロックワークス、TBSテレビ

地上波では絶対ムリな超過激作
【超暴力的・コンプラガン無視!】狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!【敵の事務所にロケットランチャー】
提供:DMM TV

なんだこの強烈に面白そうな映画は!?
【尋常じゃなく面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー