雪の中で繰り広げられる復讐劇「ミスミソウ」 主演・山田杏奈は「寒すぎて目が死んでた」!?
2019年3月9日 20:30

[映画.com ニュース] “最強のトラウマ漫画”と謳われる、押切蓮介氏の人気サスペンスコミックを映画化した「ミスミソウ」が3月9日、愛知県で開催中の「ええじゃないか とよはし映画祭2019」で上映された。本作で映画初主演を果たした山田杏奈、メガホンをとった内藤瑛亮監督(「ライチ☆光クラブ」)が、穂の国とよはし芸術劇場PLATでのトークイベントに参加した。
東京から田舎の中学校に転校してきた野咲春花(山田)は、学校で「部外者」扱いされ、陰惨ないじめを受ける。嫌がらせはエスカレートするばかりで、ついに春花の両親が焼き殺される事件が発生。家族を奪われた春花は、いじめグループへの復讐を開始する。
劇中では、雪の中での撮影シーンが鮮烈な印象を残している。内藤監督は「クランクインまでの準備期間がすごく短くて、雪が解けかけていたので、どうにか雪が残っている長野や新潟で撮影しました」といい、同映画祭プロデューサーの森谷雄氏は「雪を追いかけたわけですね」とうなずく。本作が“推し映画”だというMCが「真っ白な雪景色に赤い血、(春香の)赤いコートがすごい映えてましたね」と絶賛し、「今日も着てくださっていますね!」と、赤いワンピース姿で登場した山田に目を留めた。衣装にも内藤監督の強いこだわりがあったようで、「『白と赤のコントラストでいこう』ってことで衣装部に話して。春香の服は、最初の登場シーンだと全体的に紺で、赤の差し色が入っています。徐々に彼女が罪を犯すにつれて赤が広がっていって、最終的には全身が赤になる。逆に彼女と対峙する人は真っ白な服で、それが(血で)赤に染まっていきます」と解説を加えた。
撮影での過酷な“雪エピソード”は尽きないようで、山田は「寒かったし、血のりもついてて……、他の作品でも『ミスミソウ』より寒いことはないので、良い経験になりました」と振り返る。内藤監督は「寒すぎて(山田さんの)目が死んでる時もあった。でもそれが逆に良かったのかも」といい、登壇陣は大笑い。さらに、山田は「雪の上から足跡と血の跡を毎回消すのが大変でしたね」と内藤監督の顔をのぞきこむ。内藤監督は「リテイクする時は血がついている雪を排除して新しい雪をのせないといけなかったので……」と説明し、トラックで雪を運んできたこともあったという。また山田が「雪の中に埋まっている死体も、(演じた)俳優たちがやっているんですよ。あれが1番寒そうだった」と秘話を明かすと、内藤監督は「『かわいそうに』と思いました」とあっけらかんとした様子で振り返っていた。
「ええじゃないか とよはし映画祭2019」は、3月10日まで開催。
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