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「ブラック・クランズマン」原作者の元警官、潜入捜査時の“重大ミス”を告白!

2019年3月6日 20:00

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左下はKKKの会員証
左下はKKKの会員証
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[映画.com ニュース] 黒人刑事が過激な白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)に潜入捜査するさまを描いたノンフィクション小説を映画化した「ブラック・クランズマン」(3月22日公開)。原作者のロン・ストールワース氏が、潜入捜査中のできごとや、映画について語った。

1978年、コロラドスプリングスで初のアフリカ系アメリカ人の刑事となったストールワース氏は、警察官を退職後、2014年にKKKへ潜入捜査をした経験をつづった「ブラック・クランズマン」を出版した。映画では、KKKと電話でやり取りするロンをジョン・デビッド・ワシントン、対面を担当した白人刑事フリップ・ジマーマンをアダム・ドライバーが演じている。

ストールワース氏は、KKKの私書箱へ団体の一員になりたい旨を書いたメモを送り、団体の男性から電話がきたことで潜入捜査を開始した。その際にあるミスを犯してしまったといい、「メモに自分の本名を書いてしまったんだ。あの日はどうかしていたと思う」と告白。周囲からは成功しないと忠告されていたようで、「すぐに黒人と白人の声の違いに気づかれてしまうぞと言われたんだ。私はこんな風に返した。『黒人の話し方ってなんだろう? 私の言葉遣いや声の抑揚が、白人と比べてどう違うのか分かるように教えてくれないか』と。彼らは、違いを証明することなんてできないとすぐに気づいたようで、捜査を進めることができたんだ」と振り返る。

「スクリーンの前に座って、自分の人生の一部が目の前に映し出されていくのを見るのは、ものすごく非現実的な経験だった」と映画化の心境を語る。メガホンをとったリー監督については「本当に誠実な人。建前や偽りがなくて、いつも本音で話し、他人にどう思われようと気にしない」と印象を明かし、「できあがった作品もすごく気に入っている。自分の人生の一部をスパイク・リーが映画化して不満に思う人なんているわけがないよ!」と感謝を述べた。

ブラック・クランズマン」は3月22日から全国公開。

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