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貧困、障がい、性、犯罪、暴力を描ききった「岬の兄妹」 圧倒的評価で上映館拡大へ

2019年2月18日 14:00

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片山慎三監督の初長編作
片山慎三監督の初長編作
(C)SHINZO KATAYAMA

[映画.com ニュース] SKIPシティ国際Dシネマ映画祭の国内コンペティション長編部門の優秀作品賞と観客賞に輝いた「岬の兄妹」が、3月1日の全国公開を前に拡大ロードショーされることが決定した。

ポン・ジュノ作品や山下敦弘作品などで助監督を務めた片山慎三監督の初長編作。足に障がいを持つ兄・良夫(松浦祐也)と自閉症の妹・真理子(和田光沙)が、貧困から脱するため、売春で生計を立てようとするさまを描く。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭コンペティション部門に応募された日本映画のなかから劇場公開を約束する「“最速・最短”全国劇場公開プロジェクト」に選出され、全国公開へと導かれた。

関係者およびマスコミ試写会、第31回東京国際映画祭、東京シネマサロン、国立映画アーカイブの上映企画「Rising Filmmakers Project 次世代を拓く日本映画の才能を探して」、ヨーテボリ国際映画祭2019(イングマール・ベルイマン賞正式出品)、さぬき映画祭2019などで披露され、圧倒的な評価を得た「岬の兄妹」。プロジェクト当初は6館で封切られる予定だったが、新宿バルト9、横浜ブルク13、 T・ジョイ蘇我などの劇場が追加され、現在17館(セカンド上映含む)での公開となっている。

岬の兄妹」は、3月1日から東京・イオンシネマ板橋、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。

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