アカデミー賞俳優もキズナアイに興味津々!「婚約は?」「どうしたらそっちに行ける?」
2019年2月15日 19:00

[映画.com ニュース] 木城ゆきと氏漫画を巨匠ジェームズ・キャメロン製作・脚本で映画化した「アリータ バトル・エンジェル」のクリエイターズセッションが2月15日、東京・六本木のYoutube space tokyoで行われ、来日中のローサ・サラザール(アリータ役)、クリストフ・ワルツ(イド役)、ロバート・ロドリゲス監督、プロデューサーのジョン・ランドー氏が出席。特別ゲストとして、人気バーチャルYouTubeクリエイターのキズナアイも登場した。
姿見のような画面に投影されたキズナアイがMCを務め、登壇陣と和やかな掛け合いを繰り広げた。2度のアカデミー賞助演男優賞に輝いたワルツも、このバーチャルYouTubeクリエイターに興味津々の様子で、「キズナアイさんにずっと聞きたかったんですが、婚約してます?」と質問。キズナアイが「してないです! 婚約してくれますか?」と切り返せば、ワルツを「あとで話しましょう」と笑い、身を乗り出して画面のなかに入ろうとしていた。
さらにローサも、その一挙手一投足にメロメロで「私はもう、恋しているわ!」と胸をおさえてため息。画面を食い入るようにのぞき込み「付き合いたい! どうやったらそっちに行けるの?」と語りかけ、「(中の人は)この会場のどこかにいるの? おじさんだったりするの?」と疑問を投げかけて場内を沸かせた。また、機材トラブルで画面の映像が消えてしまうと、一同は「行かないで~! 消えないで~!!」(ランドー氏)、「どこにいるの!? 聞こえる!?」(ローサ)と立ち上がって絶叫するなど、阿鼻叫喚の様相を呈していた。
この日の登壇陣は、会場に集ったYoutubeクリエイターに対し「見るものの心を動かす映像製作の極意」をレクチャー。「絵コンテには製作の何%を割いている?」と質問されると、ランドー氏は「絵コンテはそこまで作らないです。大事なのは演技そのもので、現場でそれを引き出すには、どれだけの自由があるかが重要。現場で演技をしている瞬間をとらえ、そこから構成していく。絵コンテが足枷にならないように、なるべくストーリーにオープンでいたい」と真摯に明かした。
続けて「ハリウッド映画に携わるためには、どういった行動を取ればいいか?」との質問。ロドリゲス監督は自分の内なる思いを追求し創作し続けることで、結果はいかようにも変化することを強調する。「僕は、僕自身ハリウッドの映画製作者だと自分で思っていない」と切り出し、「キャメロンも私も、ゴムやアイスキャンディーをかき集めるところから始まった。私は今もテキサスにいて、似た考えを持つ人を集め、自分たちの手で自分たちの作りたいものをつくっています。ハリウッドには多様性がまだ足りない。皆さんのなかには、自分で自分のハリウッドを作る力があり、その方がやりがいがある。『ハリウッドに行くためには』ではなく『自分のハリウッドを作るためにはどうするか』を考えるべきです」と力強いメッセージを送っていた。
「アリータ バトル・エンジェル」は、2月22日から全国公開。
(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
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