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アカデミー賞司会降板のケビン・ハート、人気ボードゲーム「モノポリー」映画に主演

2019年1月22日 11:00

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ケビン・ハート
ケビン・ハート
Photo by David Livingston/Getty Images

[映画.com ニュース] 米ライオンズゲートと米大手玩具メーカーのハズブロ社の共同製作による人気ボードゲーム「モノポリー」の映画化企画が、アカデミー賞授賞式の司会降板劇で世間を騒がせているコメディ俳優ケビン・ハートを主演に迎えて本格始動したことが、米Deadlineによってわかった。

モノポリーは、20世紀初頭にアメリカで生まれたボードゲーム。サイコロの目の数に従って周回しながら、盤上の不動産を売買取引して資産を増やし、最終的に他のプレイヤーを全員破産させることでゲームオーバーとなる。2008年、米国での販売元であるハズブロ社と米ユニバーサル・ピクチャーズが大型契約を結んだのをきっかけに映画化企画が誕生し、一度は「トゥルーマン・ショー」のアンドリュー・ニコル脚本、リドリー・スコット監督で企画が進められていたが、一向に進展が見られず棚上げの危機に瀕していた。

Deadlineによれば、ハートは主演に加え、ジョン・チェンとカーリ・ハネイとともに自身の制作会社ハートビート・プロダクションを通じてプロデューサーを兼任するほか、ハズブロ社のCEOブライアン・ゴールドナーが、同社の映画レーベルであるオールスパーク・ピクチャーズを通じてプロデュースにあたる。「ライド・アロング 相棒見習い」(14)をはじめ、これまで幾度となくハートとタッグを組んできたティム・ストーリー(「ファンタスティック・フォー 超能力ユニット」)がメガホンをとるということ以外に、脚本家やその他のキャスト、プロットや撮影開始時期などの詳細については明らかになっていない。

第91回アカデミー賞授賞式の司会に決定した直後、過去にTwitterやコメディショーで発言していた反同性愛コメントの数々が掘り起こされ、批判が集中。発表からわずか48時間で自ら辞退を表明したお騒がせコメディアンのハートだが、「セントラル・インテリジェンス」「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」と立て続けにヒット作に主演。最新主演作「ジ・アップサイド(原題)」も全米ボックスオフィスで初登場1位を獲得するなど、アメリカでは現在最も人気のあるコメディ俳優として不動の地位を確立しつつある。

ハートが主演に決まったことで、ようやく動き出した10年越しの映画化企画の今後の進捗に注目が集まる。

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