柳楽優弥、是枝監督の弟子のデビュー作主演に決意新た「僕にとっても夜明けに」
2019年1月19日 15:00

[映画.com ニュース] 是枝裕和、西川美和両監督に師事した広瀬奈々子監督のデビュー作「夜明け」の公開記念舞台挨拶が1月19日、東京・新宿ピカデリーで行われた。
広瀬監督は、「自分が悩んでいた時期に書いた脚本。映画の親としては寂しい気持ちもあるが、映画にとっての公開は本当の夜明け。この日を迎えられてうれしく、たくさんの人に支えられ感謝しかありません」と感激の面持ち。「若い人にとっては共感とヒリヒリするものがあると思うし、親世代にもその世代なりの共感があると思う」と自信のほどをうかがわせた。
主演の柳楽優弥は、2004年に是枝監督の「誰も知らない」でデビューし、カンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を最年少で受賞。「平成に是枝監督の作品でデビューして、平成の終わりにそのお弟子さんの広瀬監督のデビュー作に主演できるのは大変光栄なこと」と神妙な面持ちで話した。
ある秘密を抱えた青年役で、「現場で自分をさらけ出すというか、監督を信頼してその場で生まれたものを大事にしていた」と説明。相手役の小林薫に対し、「薫さんが現場いるとクオリティ、偏差値が上がるので、しっかりついていかなければという思いと、おこがましいけれど負けたくないという気持ちだった」と感謝した。
小林は、「柳楽くんと一緒。演者が頭の中で固まりすぎると、監督のイメージと違った時にほぐすのが大変。緩やかな化学反応ができるようにした」と謙そん。広瀬監督は、「言葉に頼らずに作ろうという挑戦だったので、皆さんの繊細なお芝居に支えられました」と最敬礼だ。
タイトルに絡め、2019年の夜明けとして挑戦したことを聞かれると、柳楽は「平成の終わりに、この作品に参加できたことを、僕にとっても夜明けにしなければいけない。次の年号でも上を目指して頑張りたい」と宣言。小林は「挑戦しようと思ったことがない。強いて言えば子どもが犬を飼いたいと言って飼ったけれど、言った本人は散歩をしない。僕がワンちゃんを連れているので1年は全うしたい」と明かし、会場を温かな笑いで包んだ。
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