Netflixが米国で値上げ 4度目、過去最大幅
2019年1月16日 19:18

[映画.com ニュース] Netflixが1月15日(現地時間)、米国における月額利用料金の引き上げを発表した。
対象となるのはNetflixが米国内、ならびに米ドルで請求を行なっている中南米(メキシコとブラジルを除く)で提供する全プラン。SD解像度で1画面のみ視聴可能なベーシックプランは月額8ドルから9ドル(約870円→980円)、HD画質で同時に2画面まで視聴できるスタンダードプランは11ドルから13ドル(約1200円→1400円)、HDと4K対応で最大4台のデバイスで同時視聴可能なプレミアムプランは、14ドルから16ドル(約1520円→1740円)に値上げされる。新規加入者には即座に、既存会員にも3カ月以内に新料金が適用されるという。
2007年に配信サービスを開始して以来、Netflixが米国で料金を値上げしたのはこれで4度目だが、値上げ幅としては13~18%で、過去最大となる。今回の値上げに伴い、同社は「私たちは会員の皆さまに上質なエンタテインメントと、より充実した視聴体験を提供すべく、適宜料金を改定しています」と声明を発表している。
1億3000万人(うち米国内が5800万人)を超える有料会員を抱え、ストリーミング配信サービスとして依然トップを走り続けるNetflixについて、バッキンガム・リサーチ・グループのアナリスト、マシュー・ハリガン氏は「月額を毎年4.4%値上げしたとしても、2025年までに2億7300万人、2033年までには3億8900万人の会員の増加が見込まれる」と楽観的な展望を米ハリウッド・レポーターに語っている。だが一方で、昨年1年間だけでもオリジナルコンテンツの製作とライセンシングに推定130億ドル(約1兆4000億円)を費やしたとされることから、実際どれほどの利益をあげたかに関しては疑問が残る。
また、ディズニーやワーナーメディア、NBCユニバーサルなどの豊富なライブラリーを誇る米メディア大手各社が、今年下半期にこぞって独自の動画配信サービスをローンチ予定とあり、オリジナルコンテンツの拡大に向けて巨額の資金を確保しなければならないというハンデを抱えたNetflixが、かつてない苦戦を強いられることになるのは間違いなさそうだ。
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