黒木華、光石研の“グルーブ”に巻き込まれて「バイブスを感じたい」
2019年1月16日 16:00

[映画.com ニュース] テレビ東京の「木ドラ25」枠で放送されるドラマ「デザイナー 渋井直人の休日」の会見が1月16日、東京・六本木の同局で行われ、主演の光石研、共演の黒木華、岡山天音、演出を担当した松本佳奈監督が出席した。
「奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール」を手がけた渋谷直角氏の人気漫画を実写化。52歳の独身デザイナー・渋井直人(光石)のちょっぴり“痛い”が愛らしい日常と恋模様を描き出す。光石は自身の役どころについて「僕も雑誌が売れている時代に多感な時を過ごしました。渋井直人と同じようにライフスタイル、音楽、洋服に興味があった」と告白。「自前のチノパンから衣装のチノパンに、そして自前のボタンダウンから衣装のボタンダウンに着替える(笑)。それくらい似ている面がある」と語っていた。
菓子会社に勤務している三浦カモメ役の黒木は、明日からクランクイン。本格的な銀幕デビューを飾った「東京オアシス」で光石と共演していたため「新人の時にお芝居のやり取りをさせていただいた光石さんとがっつり演技ができるのが楽しみです」と感慨深げだ。「当時から体幹があるというか、どんなフォームになってもしっかりと打ち返せる俳優さんだと思っていました。黒木さんにおんぶにだっこでやっていきたい」と話していた光石が、渋井のアシスタント・杉浦ヒロシを演じる岡山と作り出したという「“グルーブ”に巻き込まれてほしい」と言葉を投げかけると「バイブスを感じてやっていきたい(笑)」と切り返していた。
長谷川法世氏の漫画を原作とした「博多っ子純情」(1978)でデビューを飾り、俳優生活40年の節目を迎えた光石。「『博多っ子純情』はチャーミングで等身大の役。そして40年経って、渋谷先生がお書きになった漫画が原作、演じる役もまた等身大の役をいただきました。この点については、巡り合わせを感じます」と胸中を吐露すると「今後も人のふんどしを借りて、どんどんやっていこうかな」と冗談交じりに話していた。
渋井直人が“こだわりの人”であることにちなみ「日常生活でのこだわりは?」と問いかけられると、光石は「僕、うどんが大好きなんですよ。九州風の出汁が好きなので、通販で取り寄せています」と回答。岡山が「休みの日はなるべく家で過ごします。本を読んだり、壁を見つめたり(笑)。ひとりで過ごしていることが多い」と答えると、黒木は「こだわりがあまりないんですけど、家は気持ちよく過ごせる空間にしています。猫を飼っているので、高いところに物を置かない。猫中心の生活になってきています」と明かしていた。
「デザイナー 渋井直人の休日」は、1月17日からテレビ東京系の「木ドラ25」枠で毎週木曜深夜1時、1月22日からBSテレ東で毎週火曜深夜0時から放送。なお「木ドラ25」枠での放送終了後、TSUTAYAプレミアムで独占配信される。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント