2018年は6作品で大活躍! 大泉洋、老若男女に愛される“多彩な演技”をプレイバック

2018年12月31日 20:30


大泉洋がストイックな役づくりで挑んだ
大泉洋がストイックな役づくりで挑んだ

[映画.com ニュース] 幅広い役柄を演じ、世代を問わず愛される俳優・大泉洋。2018年は実写映画4本、声優を務めたアニメーション映画2本が公開され、映画館のスクリーンで大泉の姿を見ない日はないと言っても過言ではないほど、大活躍の1年となった。大泉の多彩な演技を楽しめる、今年の出演作を一挙に振り返る。

まずは、眉月じゅん氏の人気漫画を実写化した「恋は雨上がりのように」。女子高生に猛アタックされる冴えない中年のファミレス店長役で、飾らない優しさを持つ「普通のおじさん」を嫌味なく演じ、原作ファンから好評を得た。鄭義信による人気戯曲を映画化した家族ドラマ「焼肉ドラゴン」では関西弁に初挑戦し、秘めた思いを抱えるダメ男・哲男を熱演。棚橋弘至の映画初主演作「パパはわるものチャンピオン」ではプロレス雑誌の編集長役を務め、色つきメガネに無精ひげというアクの強いビジュアルを披露した。大泉のアドリブがほぼ採用されているという出演シーンに注目だ。

さらに、国民的人気アニメの劇場版シリーズ第33弾「映画ドラえもん のび太の宝島」では、敵となる海賊船の船長・シルバーの声を担当し、優しかったシルバーがある出来事をきっかけに変化していく様子を巧みに表現。イルミネーション・エンタテインメントの最新作「グリンチ」では、家族も友だちも持たず寂しく暮らすひねくれ者の主人公・グリンチの声を務め、村人たちから大嫌いなクリスマスを盗もうとする物語を紡いだ。どこか大泉自身に似ている、憎めないユニークなキャラクターに息吹を吹き込んでいる。

18年の最後を飾ったのは、難病・筋ジストロフィーを患いながらも障がい者施設を飛び出し、ボランティアに愛されながら約20年間にわたる自立生活を続けた実在の人物・鹿野靖明氏を演じた「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」。夜中に「バナナ食べたい」と言い出すなど、ボランティアたちをありとあらゆるわがままで振り回す鹿野だが、どんなに重い障害を抱えていても、心のままに自由に生きていくことを諦めず、強く生きる姿を描く。

本作で大泉は、渾身の役づくりを敢行。鹿野氏本人が愛用していた度が強くぶ厚いメガネとそっくりなものをかけながら、わざと視力を落とすためのコンタクトレンズを装着して撮影に臨み、病気の進行とともにやつれていく姿を体現するべく、食事制限と走りこみによって最大10キロの減量に成功した。徹底的に容姿を近付けた上で、大泉の「人たらし」という資質が生かされ、鹿野氏が醸し出す自然な魅力を再現している。

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冴えないファミレス店長に片思いした女子高生の恋の行方を描き、テレビアニメ化もされた眉月じゅん原作の同名コミックを、「渇き。」の小松菜奈と「アイアムアヒーロー」の大泉洋共演で実写映画化。

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