特集上映「監督 染谷将太」19年2月開催決定! 新作「ブランク」&過去作2本を披露
2018年12月14日 09:00

[映画.com ニュース] 俳優の染谷将太がメガホンをとった新作短編映画「ブランク」が完成。東京・渋谷ユーロスペースにて2019年2月16~22日の1週間限定で開催される特集上映「監督 染谷将太」の1本にラインナップされ、過去作「シミラー バット ディファレント」「清澄」と併映されることがわかった。
「ブランク」は、山口情報芸術センター(YCAM)が実施する映画制作プロジェクト「YCAM Film Factory(ワイカム・フィルム・ファクトリー)」の第3弾として製作された作品。「YCAM Film Factory」では、柴田剛監督による長編映画「ギ・あいうえおス 他山の石を以って己の玉を磨くべし」、映像制作集団「空族」の「バンコクナイツ」をもとに、マルチスクリーン・インスタレーションとして作られた「潜行一千里」が発表されている。

物語の舞台は、山口県。ある施設の警備員の不可思議な1日を、虚構と現実を交錯させて描き出す。主人公の警備員を演じるのは、「ばかのハコ船」(山下敦弘監督)で俳優デビューを果たし、ユーモアと狂気を併せ持つ異質のバイプレイヤーとして活躍し続ける山本剛史。脚本は、染谷の妻としても知られる菊地凛子、劇中音楽は「シミラー バット ディファレント」「清澄」に続き、ミュージシャンの渡邊琢磨が担当している。また、染谷たっての要望で、16ミリフィルムで撮影されている。
「この空白だらけの映画に、感情を芽生えさせるのはこの映画をみて頂く皆様です。どんな形にもなるよう心を込めて空白だらけにしました。ぜひこの作品に心を灯してください」と言葉を紡ぐ染谷。「そして今回過去2作の作品も同時上映されます。これら2作は完全自主制作、つまり私の貯金を切り崩し作った作品になります」と打ち明けた。

そして「誰にも求められていないのに勝手に作り勝手に見せつける、究極な贅沢なモノ作りをさせていただきました。自分の存在、他のとの関係、時間と自分の関係、普段無意識に意識しているであろう感情や温度感をフィルムに閉じ込めました」と説明。「このワタシの1連のワガママにお付き合いください」とコメントを寄せている。
特集上映「監督 染谷将太」は、19年2月16~22日に渋谷ユーロスペースで開催。
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