本広克行監督、松本穂香主演コメディを絶賛 若手監督にエール
2018年12月10日 13:00

[映画.com ニュース] 「さぬき映画祭」ディレクターの本広克行監督がホスト役を務め、若手監督を応援する上映会「東京シネマサロンVOL.1」が12月9日、東京・文京区の文化シヤッターBXホールで行われ、松本穂香主演のコメディ「アストラル・アブノーマル鈴木さん」が2019年1月5日の公開に先駆け、上映された。
同作は「さいなら、BAD SAMURAI」がカナザワ映画祭でグランプリに輝き、「ウルフなシッシー」がTAMA NEW WAVEでグランプリほか3冠を獲得した大野大輔監督の劇場最新作。田舎町でユーチューバーとして暮らす変わり者のヒロインの日々をオフビートで綴るコメディだ。元々は松本主演のYoutube配信ドラマ(全17話)として企画され、インディーズ映画界注目の大野監督に白羽の矢が立てられた。
映画美学校で1年間、映像を学び、映画製作を続ける大野監督は「普段は(映像関係の)アルバイトで週5日、ガッツリ働いています。だから、映画のギャラは雑所得。前は映画の仕事をやりたいと思っていましたが、今はやれるのかなと思っています」と弱気を見せたが、本広監督から「会話がとてもいいので、今後も仕事があると思う」と太鼓判を押され、勇気をもらっていた。
本広監督が衝撃を受けたと語る「ウルフなシッシー」(9月劇場公開)はさえないAV監督と売れない女優が繰り広げる会話劇。大野監督は「『さいなら、BAD SAMURAI』は60分くらいの映画。単独で上映するには足りないので、合わせて上映できる1時間から90分くらいのを作ろうと思いました。でも、予算もないので、限られた場所、スタッフ、キャストも少人数で作りました。3~4カ月でやめてしまいましたが、バイトでAVをやっていた頃の経験を生かしています」と明かした。
「アストラル・アブノーマル鈴木さん」は、松本の主演ドラマ「この世界の片隅に」の前に6日間で撮影。「1回、松本さんと顔合わせして、本読みをやりました。ヒロインのイメージをお伝えしたら、全体の本読みまでにきっちり役作りをしてくれた。撮影では特に言うこともなく、淡々と進んでいきました」。今後については「『ウルフなシッシー』と同じ路線の作品を撮りたい。プロットは出来上がっています。『ボヘミアン・ラプソディ』みたいに最後の20分間はライブで、エモ(ーショナル)な作品になると思います」と宣言していた。
また、この日はSKIPシティ国際Dシネマ映画祭で2冠を獲得した片山慎三監督の「岬の兄妹」(2019年3月公開)も上映された。
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