神木隆之介×浜辺美波×中村倫也! ミステリーランキング4冠「屍人荘の殺人」実写映画化
2018年12月6日 05:00

[映画.com ニュース] 2017年の国内主要ミステリーランキング1位を獲得した今村昌弘氏のデビュー小説「屍人荘の殺人」(東京創元社刊)の実写映画化が決定。神木隆之介が主演を務め、共演に浜辺美波と中村倫也、ドラマ「99.9 刑事専門弁護士」シリーズで知られる木村ひさしがメガホンをとり、「TRICK」「金田一少年の事件簿」シリーズといった“推理もの”を得意とする蒔田光治が脚本を担当することがわかった。
「屍人荘の殺人」は「このミステリーがすごい!」「『週刊文春』ミステリーベスト10」「本格ミステリ・ベスト10」で1位を獲得し、「第18回本格ミステリ大賞」を受賞するなど、デビュー作としては史上初の4冠を達成。独創的なトリックと前代未聞の仕掛けでミステリー小説の常識を覆し、有栖川有栖氏、綾辻行人氏といった人気作家たちが絶賛している。物語の舞台は、山奥に佇むペンション。閉ざされた“異常”な空間で巻き起こるのは、止まらない連続殺人だ。
神紅大学に通うミステリー小説オタクの大学生・葉村譲は、強引に入部させられたミステリー愛好会の会長・明智恭介に振り回され、学内の些細な事件に首を突っ込んでは、逆に波風を立ててしまう日々を送っていた。そんな自称“ホームズとワトソン”の前に、同じ大学に通う私立探偵・剣崎比留子が現れる。3人が訪れることになるのは、音楽フェス研究会の夏合宿が行われる“紫湛荘”。葉村たちは研究会のメンバーたちとフェス会場で予想外の出来事に遭遇し“紫湛荘”で緊張と混乱の一夜を明かすことに。やがて密室状態となっていた“紫湛荘”で惨殺死体が発見されたことをきっかけに、連続殺人の幕が開ける。
強引な“探偵たち”に翻ろうされる葉村を演じる神木は「大ヒットミステリー原作の映画化ということで、プレッシャーはとても大きいですが、それよりも、どのように映像化していくのだろうという楽しみの方が大きいです」と胸中を吐露。卓越した推理力で警察からも信頼される剣崎役の浜辺は原作の大ファンだったようで「まさか自分が出演することになるとはと、とてもご縁を感じ、その世界に入れることへの喜びで今から胸がワクワクしています!」と初の探偵役に喜びを爆発させ、“神紅のホームズ”の異名を持つ明智役の中村は「小学生時代から『完全犯罪は成立するのか?』などと1人で妄想にふけっていた僕にとって、明智恭介という男はどこか親近感のある、魅力的な人物です。自分の『枝分かれした別の未来』なつもりで、しっかりと軽やかに演じられればと思います」と語っている。
ミステリー作品の演出時には「犯人は誰なのか」という疑問をラストまで観客に感じさせることを徹底してきた木村監督。「原作を頂いた時に思った事は、この作品はそれらには当てはまらないかもしれないという事。『屍人荘の殺人』で考えるべき事は『犯人は誰なのか』ではなく『犯人は何者なのか』。この作品が完成した時に、それが達成出来ていたら、この作品は間違いなく、僕の代表作になると思っています」と意気込んでいる。「まさかデビュー作が映画化になろうとは思いも寄りませんでしたし、神木さん、浜辺さん、中村さんといったキャスト名を聞いた時は思わず耳を疑いました」と驚きを隠せない今村氏は、名クリエイターたちの手腕によって「『屍人荘』がどんな進化を遂げるのか、今から楽しみでなりません。皆様よろしくお願いします」とコメントを寄せている。
「屍人荘の殺人」は、2019年1~2月の撮影を予定。19年内に全国で公開。
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