“怪物”佐藤浩市が欲望の為だけに動く…永瀬正敏×菜葉菜「赤い雪」新場面写真披露
2018年12月4日 06:00

[映画.com ニュース] 永瀬正敏と菜葉菜がダブル主演を飾るサスペンス映画「赤い雪 Red Snow」の新たな場面写真が公開された。重厚な物語に波乱を巻き起こす謎の男・宅間隆を演じた佐藤浩市の姿を活写。さらに、本作への並々ならぬ思いを明かしている。
小さな村で起きた少年失踪事件を軸に、被害者の兄・白川一希(永瀬)と容疑者の娘・江藤小百合(菜葉菜)の記憶をめぐる物語を紡ぐ。井浦新が事件を追う記者・木立、夏川結衣が容疑者の早奈江を演じ、新鋭・甲斐さやか監督が長編初メガホンをとっている。
佐藤が演じる隆は、早奈江の内縁の夫として登場し、30年後には小百合と同居を続けている男性。“完全黙秘”を貫いたことで無罪を勝ち取った早奈江と出会ったことで、自らの運命を翻ろうされ、暴力的ともいえる狂気の片鱗をちらつかせるキャラクターだ。場面写真には、煙草をくわえながら何者かを見上げる様子、眉間に皺を寄せている姿がとらえられている。

「真実だけが残るのか、残ったものが真実なのか? 霧散していった事柄の中に真実は隠れていなかったのか。事象は記憶の中で、少しづつ印象を変えて人の心の中に根ざします」と説明する佐藤。「そんな心の歪さを陰鬱に描く赤い雪で、僕の演った宅間は他人の痛みには一切心を揺さぶられる事なく、己が欲望の為だけに動く怪物です。しかしそんな怪物が現実社会では平然と隣に座っているかもしれない、その今をやらせて頂きました」とコメントを寄せている。
「赤い雪 Red Snow」は、2019年2月1日から東京・テアトル新宿ほか全国順次公開。
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