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「カメ止め」上田慎一郎監督、発想力が光る短編映画の原点は「高校生の頃に作ったコント」

2018年11月30日 17:20

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上田慎一郎監督と秋山ゆずき
上田慎一郎監督と秋山ゆずき

[映画.com ニュース] 「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督が11月30日、千葉・幕張メッセで開催中の「東京コミックコンベンション2018」(通称:東京コミコン2018)」で、2016年製作の短編映画「ナポリタン」の上映会&トークショーに登壇。「高校生のときに、“この世にナポリタンという言葉しかなかったら…”というコントを作ったことがある」とユニークな映画の原点は、コントであったことを明かした。

ナポリタン」は、人の話を聞かない会社員の川上が、ある日を境に他人の発する言葉すべてが“ナポリタン”としか聞こえなくなってしまうという、珍妙な騒動を描く短編映画。「カメラを止めるな!」でヒロインを演じた秋山ゆずきも出演しており、この日は秋山もトークショーに登場した。

上田監督は「“ナポリタン”という言葉だけでコミュニケーションをしていく話」と説明しながら、「なんのこっちゃ」と自作に楽しそうにツッコミ。「高校生のときにコントを作った。それを思い出して(映画化の)企画書を出したら、通ってしまった」と笑いながらも、「“ナポリタン”というセリフのトーンやテンションで、コミュニケーションをとろうとする。単純に楽しんでいただけるエンタテインメントでありながら、大げさにいうと、“コミュニケーションとはなんなのか?”“言葉とはなんなのか?”といったメッセージが残ればいいなと思って作りました」と本作に込めた思いを語っていた。

ヒロインを演じた秋山は「ナポリタン、ナポナポというセリフを何度も練習しました」と不思議な映画ならではの苦労を吐露。上田監督が2011年に手がけた中編作品「恋する小説家」にも出演しており、すっかり上田組の常連となっている秋山だが、上田監督は「『恋する小説家』に出てもらってから、時間が空いていた。『ナポリタン』に出てもらわなかったら、『カメラを止めるな!』のオファーはなかったかもしれない」としみじみと語っていた。

長編デビュー作となる「カメラを止めるな!」は、東京2館での公開から評判や口コミが広がり、上映館数は330館まで拡大。興行収入は30億円を超える大ヒットを記録するなど社会現象を巻き起こしているが、上田監督は「ありがたいことに、まだまだ忙しい日々を送らせていただいています」と感謝。司会から「電車とか乗れるんですか?」と聞かれると、「電車で来ましたよ! 総武線に揺られて来ました」と話して、会場を笑わせていた。

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