長久允監督、長編デビュー作「ウィーアーリトルゾンビーズ」で“再び”サンダンスへ!
2018年11月29日 07:00

[映画.com ニュース] 第33回サンダンス映画祭のショートフィルム部門で日本映画初のグランプリに輝いた「そうして私たちはプールに金魚を、」の長久允(ながひさ・まこと)監督の長編デビュー作「ウィーアーリトルゾンビーズ」(英語表記:WE ARE LITTLE ZOMBIES)が、2019年6月に全国公開されることが決定。あわせて、19年1月24日~2月3日(現地時間)に開催される第35回サンダンス映画祭「ワールドシネマ・ドラマティック・コンペティション部門」に正式招待されることが発表された。
埼玉・狭山市で実際に起こった事件を題材に描いた「そうして私たちはプールに金魚を、」は、サンダンス映画祭の審査員から「これまで誰も見たことがない! 何にも似ていない!」と激賞され、その圧倒的なオリジナリティと表現力は“ネオジャパニーズ”と称されるほどだった。「ウィーアーリトルゾンビーズ」で描かれるのは“音楽を通じて成長する子どもたち”といった普遍的な物語。しかし、長久監督は今回も独創的なスタイルを貫き通し、冒険RPGゲームを想起させるギミック満載の映像表現、天性のリズム感で放たれ続けるセリフ回しなど、見る者の想像力をかき立てるテイストに仕立て上げた。
キャストの布陣では“新世代×豪華俳優陣”のコラボレーションが実現している。物語をけん引する少年少女役には、「そして父になる」で福山雅治の息子役を演じた二宮慶多、「クソ野郎と美しき世界」の好演が記憶に新しい中島セナ、草なぎ剛主演ドラマ「嘘の戦争」の水野哲志、天才似顔絵士として話題をさらう奥村門土が集結。長久監督の才能に惹きつけられ、佐々木蔵之介、工藤夕貴、池松壮亮、初音映莉子、村上淳、西田尚美、佐野史郎、菊地凛子、永瀬正敏といった日本を代表する名優たちが出演している。

あわせてお披露目された「今日、ママとパパは死んだ」「牛乳は愛」「人生ってクソゲーなのかな。」といった意味深なキーワードが連続する特報映像、出演者がドット絵で表現された色彩溢れるポスターは、“見たことのない日本映画”の誕生を予感させる仕上がり。サンダンス映画祭へ向けたスクリーニング後、異例の早さで招待が決定した点も、期待値の高さの表れだ。公式上映、授賞式には現地入りする長久監督は、興奮冷めやらぬ様子で胸の内を吐露している。
「この度、僕の人生のすべてを掛けて書いた物語『WE ARE LITTLE ZOMBIES』が完成しました。僕の大好きな役者さんやミュージシャン、アーティストの方々で作り上げた『フェスみたいな映画』です。騒がしくもありますが、暗い部屋にうずくまってる誰かひとりの心に届いてほしいです。実際、試写で僕は何回も泣いてしまいました。はやく皆様に見ていただきたいです。そしてなんと、サンダンス映画祭長編コンペ部門正式招待(涙)! 映画を志していたものの道を逸れてしまい、この十数年、広告業界での仕事に追われて、少し遠回りしてしまいましたが……。来年、憧れのサンダンスという地で、念願の長編作品を上映できること、コンペで勝負できること、大変嬉しく思います」
「ウィーアーリトルゾンビーズ」は、19年6月から全国公開。
(C)2019“WE ARE LITTLE ZOMBIES”FILM PARTNERS
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