「ヘレディタリー」の怪演で話題沸騰!トニ・コレットが語る“演技の極意”
2018年11月29日 18:00

[映画.com ニュース] 「ムーンライト」「レディ・バード」などを手がけたスタジオ「A24」が製作したホラー映画「ヘレディタリー 継承」に主演したトニ・コレットが、オファーを受けた当初の思いや、「かなり体力のいる仕事だった」という撮影について語った。
本作は、祖母エレンの死をきっかけに、さまざまな恐怖に見舞われる一家を描いたホラー。コレットは、エレンの娘アニーを演じ、インディペンデント映画の最高峰を競う「第28回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワード」で女優賞を受賞。本作で長編監督デビューを果たしたアリ・アスターは、同アワードのブレイクスルー監督賞にノミネートした。
脚本が送られてきた当時は、ヘビーな映画が続いていたことから次はコメディをやりたいと考えていたというコレットだが、エージェントのすすめで本作の脚本を読んだところ「一気におしまいまで読む面白さで、オリジナルであると同時に、単なるホラー映画ではなく、人を失った時の痛みが美しく表現されていると思ったの。恐怖シーンはとてもピュアな発想から来ていた。だから、どうしてもやるしかないと思ったの」と出演を決意。
「かなり体力のいる仕事だったわ。物語はとてもオリジナルで、だから演じるのはとても楽しかった。ただすごく疲れたけれど(笑)」と撮影を振り返り、「でも、倒錯的にとても満足した」と充実感をにじませる。家族を演じたキャストとは、役作りのためにボウリングやドライブで距離を縮めたことを明かしつつ、「私は演技する場合前もってあまり考えすぎないようにしているの。即興的に演技ができる空間を残しておくのが好きで、それがリアルで新鮮な演技を保つ秘けつだと思っている」と演技論を語る。
今年のサンダンス映画祭での発表後、批評家たちから絶賛レビューが相次いでいる本作について、コレット自身は「ホラー映画は怖すぎて見られないの。首が宙を飛んだりとか……。でも作るのと見るのとは全く別よ。この映画は純粋なホラーという風には思えなかった」と明かし、完成した本作を見て「これは確かにホラー映画だけれど、それに加えて深い意味もいろいろあると思う。見ている人が各キャラクターに共感できると同時に、最後には全く予想もつかないところに行ってしまう。そのせいで一層恐怖を感じる」とアピールした。
「ヘレディタリー 継承」は11月30日から全国で公開。
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