ジャッキー追いかけ40年!ファンコミュニティの“中の人”に話を聞いてきた
2018年11月27日 15:00

[映画.com ニュース] 世界中のアクションスターの頂点に君臨する男、それがジャッキー・チェン。映画.comでは、チェンの最新主演作「ポリス・ストーリー REBORN」(公開中)の公開を記念し、ファンコミュニティの先駆け的存在である「大成龍祭2011」の“中の人”に突撃インタビューを敢行。ファン歴40年を迎えるという管理人氏に、あふれ出る「ジャッキー・チェン愛」を聞いてきた。
まずは、管理人氏とチェンの出会いをひも解いていこう。そのエピソードが、既に運命的だ。「生まれて最初に見た映画が、4歳のときに見た『ドランクモンキー 酔拳』。そこからジャッキー・チェンのファンになって、今に至る。卵からかえったひなが最初に見たものを親と思うのが一緒ですよね。『これがすべてだ!』と思ったんでしょうね」。チェンに薫陶(くんとう)を受けた少年が、40年経ってもファンでい続けるどころかコミュニティの主催者にまでなってしまったのだから、何とも夢のあるストーリーだ。管理人氏の“ジャッキー愛”もすごいが、チェン本人の魅力があってこそともいえる。
管理人氏は、チェンの魅力を「結局、“人間力”なんだと思います。人間に魅力があるからずっと好きなんだろうなって」と評する。「子どもの頃は、ものすごく格好いいっていうのがあって。ある程度いったら映画人としてすごいなと思ったり、アクションもすごいなとか、そういう部分も見えてきた。でも、それだけじゃなくてチャリティをやっていたり、実際に本人に会ったこともあって、やっぱりジャッキー・チェンっていう人間が好きなんだなって思いました」。
そんな管理人氏が中心となり、2004年に行われたファンイベント「成龍祭」をきっかけに始まったという「大成龍祭2011」は、それまで各地に散らばっていたファンをまとめ上げ、個々が思い思いに熱をぶつけあえる憩いの場となった。管理人氏は、「それまでは、ジャッキー・チェンが好きって言っても、気恥ずかしくて言えないっていう人が多くて。ジャッキー・チェンが好きだってことで自分も自分もって集まってきたのは成龍祭からだと思います。定期的にイベントやったら集まるっていうのは、それまではなかなかなかったのかもしれない」と懐かしむ。
今では、イベントを呼びかける役割に加え、「毎日ジャッキー(・チェン)の情報を発信する」重要なミッションもこなしている。「今は、ジャッキー・チェンのファンをつなげる1番になりたい」と熱い思いを吐露した管理人氏は、「ファンの人には、それぞれみんな考え方があって。アクションやっているジャッキーが好き、映画作っているジャッキーが好き、アイドルとしてのジャッキーが好き、男性ファンと女性ファンも違う。そういう人たちが一つになったら強いのになって、いろんな人たちと触れ合うようになって思うんです」と続ける。
「ジャッキーの映画を見に行ったらファンの人たちが見に来てて、仲のいい人たち5、6人で飲みに行こうってなると、そのとき映画見に来たお客さんも行こうかなってついてきて20人、30人にふくれ上がったりする。別に声をかけたわけじゃないけれどいつの間にか集まりが出てきて、結局飲みに行く」と即席の“ファンの集い”が起こることもしばしばだとか。「ポリス・ストーリー REBORN」においても、「(飲み会は)あるでしょうね。前夜祭に参加してその後朝まで飲んで、初回を見に行ったり」とファンならではの“見方”も教えてくれた。
管理人氏から伝わってくるのは、チェンへの尽きない敬意と愛情。「ポリス・ストーリー REBORN」の見どころを聞くと、「前半のアクションシーンはすごくて、本当にやっているなって。オーストラリアのオペラハウスの上で戦っているところなど、ジャッキー頑張っているなって思いましたね。オペラハウスのアクションもそうですし、香港警察という部分も、ところどころでかつてのジャッキー・チェンを思い浮かべましたね。でも一番は(『ポリス・ストーリー』の主題歌として知られる)『英雄故事』。曲の力ってすごい。NG集もありますしね」との答えが返ってきた。
熱狂的なファンゆえに注文を付けたくなる作品もあるというが、その点における“答え”が実に小粋だ。「大傑作にはならないけれど、見て面白かったっていう映画にはなっている。子どもの頃見ていたジャッキーの映画ってそうなんだろうなって。実際見たら、楽しくてしょうがない。そういう映画が本当に面白い映画。確かに傑作って心に残るけれど、『面白い』だけが残るのもいい映画だなって思うんです。それがジャッキー・チェンの映画なんです」。インタビューの随所にファン歴40年ならではの貫禄と懐の深さを披露した管理人氏は、穏やかな笑みを浮かべて締めくくった。
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