燃えるビニールハウスが意味するものは…村上春樹短編をイ・チャンドンが映画化「バーニング」予告
2018年11月26日 19:00

[映画.com ニュース]第71回カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞受賞作で、村上春樹の短編小説「納屋を焼く」を原作に、韓国の名匠イ・チャンドンが映画化した「バーニング 劇場版」の予告編が公開された。
アルバイトで生計を立てる小説家志望の青年ジョンスは、幼なじみの女性ヘミと偶然再会し、彼女がアフリカ旅行へ行く間の飼い猫の世話を頼まれる。旅行から戻ったヘミは、アフリカで知り合ったという謎の男ベンをジョンスに紹介する。ある日、ベンはヘミと一緒にジョンスの自宅を訪れ、「僕は時々ビニールハウスを燃やしています」という秘密を打ち明ける。
イ監督の8年ぶりの新作で、小説の設定はそのままに物語を大胆に換骨奪胎し、現代韓国社会や貧困にある若者の閉塞感も浮き彫りにしたミステリータッチのドラマに仕上げた。このほど公開された予告編では、燃えるビニールハウスの映像からスタート。3人の不穏な関係性と物語の行方を示唆する。
「ベテラン」のユ・アインが主演をつとめ、ベンをテレビシリーズ「ウォーキング・デッド」のスティーブン・ユァン、ヘミをオーディションで選ばれた新人女優チョン・ジョンソがそれぞれ演じた。
「バーニング 劇場版」は、2019年2月1日から東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。
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