佐藤健、山田孝之の役への入り込み具合は「次元が違う」 “ハード”な逸話を披露
2018年11月23日 15:40

[映画.com ニュース] 作・狩撫麻礼氏、画・いましろたかし氏による漫画を映画化した「ハード・コア」が11月23日、全国50館で封切られ、東京・新宿バルト9で行われた初日舞台挨拶に、出演した山田孝之、佐藤健、荒川良々、メガホンをとった山下敦弘監督が出席した。
山田と佐藤が兄弟役で共演を果たした本作。不器用な性格で、世間になじめず生きる権藤右近(山田)と、世の中に希望を見いだせない商社マン・左近(佐藤)の兄弟が、右近と友人・牛山(荒川)の発掘したロボットによって、思わぬ事態に巻き込まれる。「原作を読んだのは約20年前。山田君と原作について話をしたのが8年くらい前で、5年前から映画の企画を進めて、ようやく今日皆さんに見せることができて、少し複雑な気持ち、寂しさもあります」と作品への並々ならぬ思いを打ち明けた山下監督。そして、苦楽をともにした山田に対して「この映画を一緒に作ってくれて、本当にありがとうございました」と改めて謝意を示していた。
その言葉を受けた山田は「原作を知った時は、既に絶版だったんです。絶版している漫画を映画化する、普通では手を出さないところ。(原作の素晴らしさを)映画化することで1人も多くの人に広めることができてよかった」と感慨深げに語りつつ、すぐさま佐藤を見ると「今日も喋っているところを見ていたんだけど、やっぱり格好いいな」と満面の笑み。続けざまに髪型を褒められ、恐縮しっぱなしの佐藤だったが「アプローチの仕方が、綾野剛と一緒なんですよ(笑)」と照れくさそうに切り返していた。
タイトルにちなみ「ハードな生き方とは?」という質問が飛ぶと、佐藤は「隣で孝之君を見ていると『自分はハードな生き方について語れる』とは口が裂けても言えない。この人ほど“ハード”に生きている人はいない。全ての物事に対して一生懸命だし、同じ職業だからこそわかるんですが、役に入り込む深度の次元が違う」と回答。「本番中に気を失ったりしている。台本に“慟哭する”と書かれていた場合、それを演じた結果、救急車を呼ばれたりしていますからね。僕はそこまではいけてないかな」と具体的な例を示すと、山田は「いかなくていい(笑)。(周囲を)不安にさせるだけだから」と応じていた。
撮影は朝から晩まで絶え間なく行われ、満足な睡眠もとれないほど“ハード”な日々が続いた様子。その撮影の日々を収めたメイキング映像について、山田は「多分DVDには(特典として)付くとは思うんですが、その映像のセンスがすごくいい。出来が本当に良いので、1日限定とかになるのかもしれませんが、劇場で上映できるんじゃないかという話になっています」と告白。「ぜひ見てください。映画の現場ってこんなに壮絶なんだというのがわかると、作品に対する愛も深まると思うので」とアピールしていた。
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