河瀬直美監督、ポンピドゥ・センターで展覧会と特集上映 約40作品一挙公開、新作短編も
2018年11月22日 16:00
[映画.com ニュース] カンヌ国際映画祭で受賞歴を持ち、2020年東京五輪の公式映画監督に就任した河瀬直美監督の半生を、写真やインスタレーションによる展示と映画作品の上映で追う展覧会「河瀬直美監督特集 特別展・特集上映」が仏パリのポンピドゥ・センターで11月23日から開催される。2019年1月6日まで。
2018年7月からパリを中心にフランスで開催中の日本文化・芸術の祭典「ジャポニスム2018:響きあう魂」の公式企画のひとつで、現代美術の殿堂、ポンピドゥ・センターからのオファーで実現した。
特別展では、「生命」「自然」「世界」「家族」といった、河瀬映画に共通するテーマを、写真、インスタレーション、映像などさまざまな表現で紹介。世界初公開となるインスタレーション作品に加え、第59回サンセバスチャン映画祭で最高賞受賞、スペイン・カタルーニャ出身イサキ・ラクエスタ監督との「往復書簡」の形をとった共同制作映像作品も展示室内で上映される。
特集上映では初期の短編から「萌の朱雀」「2つ目の窓」など代表作、最新作「Vision」まで約40本を一挙公開。ポンピドゥ・センター企画にて新たに撮りおろした短編「Where do you stand today, Naomi Kawase? The Moon」も世界初公開する。また、オープニングイベントの「Vision」上映会には同作主演のジュリエット・ビノシュとのトークイベントも予定されている。