「カランコエの花」公開100日 アップリンク吉祥寺のオープニング上映決定
2018年11月19日 14:00

[映画.com ニュース] 異例のロングランヒットで、第2の「カメラを止めるな!」とも言われる「カランコエの花」の公開100日を記念したイベントが11月18日、東京・渋谷のアップリンク渋谷で行われ、出演の有佐(ありさ)、永瀬千裕、山上綾加、石本径代、中川駿監督が登壇。12月14日に誕生する映画館「アップリンク吉祥寺」でのオープニング上映がサプライズ発表された。
映画は、高校2年のクラスで突然、LGBTに関する特別授業が行われたことから、生徒たちが「うちのクラスにLGBTの人がいるんじゃないか?」と言い始め、日常に波紋が広がっていく……という39分の短編。2017年の「レインボー・リール東京」をはじめ、国内映画祭でグランプリ6冠を含む計13冠を受賞し、話題に。今年7月14日から新宿・K's cinemaで1週間限定で公開されると、連日満席となった。その反響を受け、映画会社「SDP」の配給が決まり、アップリンク渋谷ほか全国15館まで拡大した。
中川監督はお手製のくす玉を用意。有佐が紐をひっぱると、「アップリンク吉祥寺 上映決定」の文字が現れ、出演者もビックリ。「アップリンク吉祥寺」は12月14日、吉祥寺PARCO内に誕生する5つのスクリーンを持つシネコンで、「レインボー」と名付けられたスクリーン(52席)で上映される。中川監督は「小さい短編映画で、軽いムーブメントを起こせたことがうれしい。この100日間、暇さえあれば、エゴサーチしてニンマリしていました。アップリンク渋谷でのアンコール公開が11月いっぱいで終わってしまう、どうしようと思っていましたが、続映が決まりました!」と笑顔で報告し、出演者も大喜びだった。

舞台挨拶では、出演者が公開100日を迎えた心境を語った。女子高生のひとりを演じた有佐は「走馬灯のように、撮影の時のこと、映画祭の時のことがよみがえってきました。100日目を迎えられるなんて、想像もしていなかった。うれしい以外、言葉がないです。映画がいろんな地方へ巣立っていくのを私自身、楽しみにしています」。同じく高校生役の永瀬も「2年前に撮影した時はこんなロングランは想像できなかった。みなさんが拡散してくださり、口コミで多くの方に足を運んでいただけたました。自分も作品もみなさんに育ててもらいました」と感謝した。
初の映像作品で保健教師役を演じた山上は「右も左も分からない中、ここまで来られました。みなさんに出会えたことに、感謝の気持ちでいっぱいです」。ヒロイン月乃(今田美桜)の母親役を演じた石本径代は感極まって涙。「撮影は1日で終わったんですが、上映が始まってからの方が、思い入れが強いです。何度も舞台挨拶をさせていただきました。映画は完成した後も、観客のみなさんの力で2回作られるんだと思いました。何を言っていいのか、分からないです」と感慨深げだった。
最後に、中川監督は「アップリンク渋谷が『カランコエの花』の聖地だと思いましたが、聖地が増えました。できる限り、イベントをやっていきたいので、応援していただければと思います」と挨拶。来場者を交えて記念撮影を行い、上映後も来場者のサインに応じ、作品について語り合っていた。
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