元SKE48加藤るみ、全米戦慄のホラー「ヘレディタリー」主演トニ・コレットに賞レース期待
2018年11月17日 13:00
[映画.com ニュース] 全米を震撼させたホラー映画「ヘレディタリー 継承」の試写会が11月16日、都内で開催された。元SKE48のメンバーで、映画コメンテーターとしても活動中のタレント・加藤るみが、映画評論家の斉藤博昭と共に本作の魅力について熱く語った。
今年のサンダンス映画祭で批評家陣から激賞された本作。家長である祖母の死によって恐るべき“何か”を受け継いでしまった一家が、奇怪な現象に巻き込まれていくさまを描く。
加藤は本作の恐怖について「ホラーの怖い要素を全部詰め込んだ感じ」と語り、「クライマックスもすごく怖いんですけど、怖すぎて1周して笑っちゃうような感じさえあった」と感想を口にする。斉藤も「いろんなホラー映画の引き出しから出てきた要素を取り入れた、サービス精神満点の愛すべきホラー」と絶賛する。
事前に複数回、見たという加藤だが「見れば見るほど、気になる点が出てくる」とも。斉藤氏は「監督が意図を説明せずに、観客に委ねている部分も多いです。『わかんない』と感じさせるのも監督の狙いらしい」と様々に解釈することで、さらに恐怖を増幅する仕掛けになっていると指摘する。加藤は「カップルで見たら、愛の距離が縮まると思います」とデートムービーとしてもオススメする。
斉藤氏によると、主演を務めたトニ・コレットは以前「ホラーには出ない」と言っていたが、本作の脚本を読んで「これならやりたい!」と一転熱望したという。加藤は、コレットの熱演を「顔芸がすごいです!」と称え、「賞レースに関わってくるかも」と見解を述べる。斉藤氏も同意し「ホラー映画なのに、もしかしたら主演女優賞候補になるかもと言われている」と語り、「(『アリー スター誕生』の)レディ・ガガとレッドカーペットを歩くことがあるかも」と期待を口にしていた。
「ヘレディタリー/継承」は11月30日から全国で公開。