「TAXi」最新作の製作きっかけはInstagramだった?新コンビが明かす秘話
2018年11月16日 20:00

[映画.com ニュース] 世界中で人気を集めた「TAXi」シリーズ最新作「TAXi ダイヤモンド・ミッション」の製作秘話を、本作で主人公シルヴァン・マロを演じ、監督と脚本も務めたフランク・ガスタンビドと、マロの相棒となるエディ・マクルーを演じたマリク・ベンタルハが明かした。
「レオン」「フィフス・エレメント」などで知られるリュック・ベッソンが製作・脚本を手がけた1作目の公開から20年。シリーズ5作目となる本作では、これまでの“名コンビ”サミー・ナセリ&フレデリック・ディフェンタールからバトンを引き継ぎ、超絶ドライブテクを持つスピード狂の警官マロ(ガスタンビド)と、ナセリ演じる伝説的ドライバー・ダニエルの甥(おい)でありながら、間抜けなタクシー運転手エディ(ベンタルハ)がバディに。高級車を操るイタリアの強盗団から、世界最大のダイヤモンド“カシオペア”を守るため、“凸凹コンビ”が時速300キロメートル超えの伝説のタクシー、プジョー407で南仏マルセイユを爆走する。

フランス国内で高い人気を誇るガスタンビドとベンタルハだが、「TAXi」シリーズの生みの親であるベッソンへの本作製作の打診は、簡単なものではなかったという。シリーズの大ファンであった2人は、ベンタルハが偶然知り合っていたベッソンにInstagramでメッセージを送ったことがきっかけとなり、会う約束を取り付けた。
そこで5分間のプレゼンタイムを与えられたといい、当時を振り返ったガスタンビドは「リュック(・ベッソン)には僕らが『TAXi』シリーズのファンだってことはわかっている。彼はすでに僕たちを試していた。リュックは、本当に真剣にやろうとする人間かどうか確かめる必要があったんだ」とプレゼンの意味を説明する。
熱意が伝わり、その後さらに1時間のディスカッションが用意された。2人は最後に「新しい『TAXi』を作るなんてバカげたアイデアですか?」と尋ねてみたそうだが、ベッソンは「良さそうだね。アイデアを30ページにまとめて送ってくれ」と返答。そこから「TAXi」シリーズは本格的に再始動し、撮影前にはベッソンから「またとないチャンスを与えられたんだ。無駄にするな」と叱咤激励の電話を受けたという。

完成した本作を見たベッソンからは「よくやった。とてもいいよ。すごく愉快だ!」と称賛されたようで、ガスタンビドは「安堵したよ。気に入らないと自分でシーンを撮影し直すか、映画を編集し直すという話を聞いていたんだ。『何もカットしなくていい。上出来だ』と言ってくれた」と、ベッソンも太鼓判を押していることを明かした。
「TAXi ダイヤモンド・ミッション」は、2019年1月18日から全国公開。
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