大泉洋、マイクではなくバナナ渡したスタッフに困惑「何だ、きみは」
2018年11月12日 20:15

[映画.com ニュース] 渡辺一史氏によるノンフィクションを映画化した「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の完成披露試写会が11月12日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、主演の大泉洋をはじめ共演の高畑充希、三浦春馬、渡辺真起子、竜雷太、綾戸智恵、佐藤浩市、原田美枝子、メガホンをとった前田哲監督が舞台挨拶に出席した。
イベント開始冒頭、意気揚々と登壇した大泉には、マイクではなく本物のバナナが手渡された。しかし、しゃべりだす前にバナナが回収されたため、大泉は「このタイミングで代えられるの? すごい目立たない小ボケ……」と口をあんぐり。「バナナを持ってしゃべり出すくらいは考えていたんだけど。やめてほしい。テレビでも放送されない」とぼやきっ放しで、スタッフから再びバナナを渡されると「おい、これはもっと意味がわからないぞ! 何だ、きみは! 名前なんていうんだ!」とまくしたてた。なおも「浩市さんがすごい冷たい目で見ている。重鎮はすぐ怒ってくる」(大泉)、「どうせだったら、ずっと持ってろよ」(佐藤)と掛け合いを繰り広げ、場内を爆笑の渦に巻き込んだ。
難病・筋ジストロフィーを患うが、無茶苦茶なワガママを押し通す鹿野靖明が、周囲のボランティアに愛されながら生きる姿を描く。王様のような超ワガママぶりを見せる主人公に扮した大泉は、「大変楽しいキャストと過ごした1カ月。今作の素敵なタイトルに、私も興味を持って台本を読んだことを覚えています」と思いを馳せ、「鹿野さんという人が、なぜあそこまでのワガママを言っていたのか。彼が目指していた社会があって行動していたことが、見終わった後に伝われば。このタイトルが皆さんのなかでどう響くか楽しみです」と願いを込める。振り回されるボランティア・美咲役の高畑も、「最初は鹿野さんのワガママに『この野郎、ムカつく!』と思うんです。でも、終わるころには鹿野さんを大好きになっている」と真摯に呼びかけていた。
体重を約10キロ落とすなど、肉体面の役づくりも敢行した大泉。北海道でのロケ中はランニングが日課だったようで、「(共演者らと)ごはんを食べた後に、ランニングをすると三浦くんも高畑さんも『走りたい』と。みんなで走った」と振り返る。しかし「高畑さんが、10メートルくらい走るとすぐに止まる」と表情を曇らせ、「まあ、止まる。全然走ってくれなかったな!」と喝を入れると、高畑は「すみませんでした! 大泉さん、速いから。(距離)10キロとか走るんですよね」と大笑いだ。三浦は「爆風スランプ」の楽曲「Runner」を流しながら走っていたそうで、「大泉さんが『そろそろ疲れてきたから、春馬DJをやってくれ』と。帰り道を元気よく行くために『Runner』」と説明していた。
さらに大泉は、撮影期間中の佐藤の行動に言及した。「浩市さんは撮影に前乗りしゴルフ。次の日撮影し、帰りにまたゴルフ。浩市さんがゴルフした日だけが晴れ、肝心の撮影では雨が降った。挙げ句、言ったのは『やっぱ俺、さすがだな!』。本当に何しに来たんですか?」と暴露し場内を沸かせると、佐藤は苦笑しきりで「休みの日は何やってもいいんですよ(笑)!」と叫んでいた。
「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」は、12月28日から全国公開。
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