現代美術家アイ・ウェイウェイが見た世界の難民問題「ヒューマン・フロー」予告編
2018年11月10日 09:00
［映画.com ニュース］中国の現代美術家アイ・ウェイウェイが難民問題を追ったドキュメンタリーで、昨年のベネチア映画祭で5部門を受賞した「ヒューマン・フロー 大地漂流」の予告編とポスターが公開された。さまざまな国から逃れてきた人々のインタビューや生活模様、そして土地の様子が特色ある映像で切り取られている。
映画は、祖国中国から軟禁され、社会運動家としても精力的に活動するアイ・ウェイウェイが、ギリシャのレスボス島を中心に、23カ国を超える40箇所もの難民キャンプを訪れ、取材を敢行。貧困・戦争・気候変動など、様々な理由で増加し続ける難民を何年にも渡って取材し、世界問題となっている難民危機の現状を追う。
アイ・ウェイウェイは、現在ベルリンを拠点に活動。本作は、ベルリンで公開1年後の現在もリバイバル上映され注目を集めている。現在、東京・森美術館15周年記念展「カタストロフと美術のちから展」（2019年1月20日まで)でも難民をテーマにした作品を出品している。
「ヒューマン・フロー 大地漂流」は、2019年1月12日からシアター・イメージフォーラムほか全国で公開。
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