松尾スズキ監督新作は前代未聞の復讐劇!「108 海馬五郎の復讐と冒険」19年秋公開
2018年11月6日 06:00

[映画.com ニュース]劇団「大人計画」の主宰・松尾スズキが監督、主演、脚本を兼任した映画「108(イチマルハチ) 海馬五郎の復讐と冒険」が、2019年秋に全国公開されることが決定。あわせて、小説版「108」が11月20日に発売されることもわかった。
1988年の舞台「絶妙な関係」で旗揚げし、宮藤官九郎、阿部サダヲ、皆川猿時、荒川良々など、数多くの才能を輩出してきた「大人計画」。2018年は、松尾が“松尾スズキ”名義で活動を開始してから30年(=劇団旗揚げ30周年)、そして平成30年の節目となり、12月18~30日に、東京・表参道「スパイラル」でイベント「30祭(SANJUSSAI)」が開催される。このたび公開が発表された「108 海馬五郎の復讐と冒険」は、これまで松尾自身が監督&脚本を務めた作品群のなかでは“初の主演作”となる。

名脚本家として成功している海馬五郎(松尾)は、ある日元女優の妻・綾子の浮気をFacebookの投稿によって知ってしまう。コンテンポラリーダンサーの“ドクタースネーク”という男への恋心をつづった投稿を見て、あまりのショックに離婚を考える海馬だったが、財産分与で資産の半分を慰謝料で支払わなければならないことが発覚すると、大激怒。“不貞”の妻に慰謝料で支払わなければならない1000万円を、自分の“不貞”で使い切ることで復讐を決意する。妻のFacebookの浮気投稿についた108もの“いいね!”に湧き上がる猛烈な怒り――その数を目標に女を買いまくるという前代未聞の復讐劇が幕を開ける。
「ウディ・アレンが、メル・ブルックスが、ベン・スティラーが、そうであるように、コメディの世界に生きるものの一つの到達点として、監督主演映画が撮りたかった」と胸中を吐露する松尾監督。「30年、笑いと戦い続けた自称喜劇人松尾スズキが『愛とエロス』のカオスの中でのたうちまわる様をご笑納ください!」とコメントを寄せている。
「108 海馬五郎の復讐と冒険」は、19年秋に全国公開。小説は、11月20日に発売。価格は1620円(税込み)。
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