湯浅政明は「マインド・ゲーム」監督を押し付けられた?ロビン西「押し付けて正解」
2018年11月2日 11:00

[映画.com ニュース] 湯浅政明監督の長編初監督作「マインド・ゲーム」が11月1日、第31回東京国際映画祭の特集企画「アニメーション監督 湯浅政明の世界」で上映され、湯浅監督と原作者・ロビン西氏がTOHOシネマズ六本木ヒルズでのトークイベントに出席した。
2004年に公開された本作は、ロビン氏の同名漫画を原作に、一度は死にながらも生き返った男の生きざまを、実写や3D、2Dなど多彩な映像表現を駆使してハイテンションかつエネルギッシュに描いた。
湯浅監督は、原作漫画との出合いを「2000年頃に『(音響生命体)ノイズマン』監督の森本晃司とか、(アニメーターの)田中達之に『この漫画面白いよ』と見せられて。その1年後に映画化の話をいただきました」と述懐。一方のロビン氏は、「先ほど出てきた森本晃司さんとか田中達之さんとかが(原作漫画を)好きになってくれた」と話し、「だが、どうも(映画化を)湯浅さんに押し付けたような雰囲気がありました(笑)」とぶっちゃける。
これに対し、湯浅監督も「当時、とにかくロビンさんのファンがたくさんいて、みんなが『ロビンさんはすごいんだよ。この漫画はすごいんだよ』と言っていた。でもその人たちは作らないんですよ。『湯浅くん作りなよ』みたいな。で、あまり手伝わない(笑)」と乗っかり、笑いを誘う。さらに、原作ファンの多さゆえに「すごくやりにくい状況でした」と当時の心境を吐露すると、ロビン氏は「でもさすがに湯浅さん」「これだけ年月が経ってみて、やっぱり湯浅さんに押し付けて正解だったな(笑)」と絶賛した。
周囲の勧めもあり、長編初監督に挑むことになった湯浅監督。製作時には、「やっぱり原作が、ロビンさんがすごい」と痛感したそうで、「ロビンさんの絵は、すごくラフというか。描きなぐったように描かれているんですね。でも、それに嘘がないというか。直観的に本質をとらえた絵を描かれているというか。それがすごい」と説明する。そのうえで、「でもそれをアニメーションに置きかえるのはすごく難しくて。アニメーションは整えていく作業なので。原作の勢いのようなものを作っていくかが課題でした」「でも、面白い原作をやれるのは楽しい作業でした」と告白した。
第31回東京国際映画祭は、11月3日まで開催。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ドンケツ
【超暴力的・超過激・コンプラ全無視】地上波絶対無理! 狂キャラたちが常軌を逸した大暴れ!
提供:DMM TV

マインクラフト ザ・ムービー
【予想の5倍面白かった!!】この映画で人生がレベルアップする…GW、家族で観るならコレで決まり!
提供:ワーナー・ブラザース映画

サメ!ゾンビ!ガメラ!
【狂った名作・怪作が無料大量放送】ドキドキ!パニック映画祭! ありがとう“GWの夜”が決まった
提供:BS12

なんだこの面白そうな映画は!?!?
【強烈に面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー

最愛の妻が、殺された…
【衝撃】殺しの経験ゼロ、しかし“最高の頭脳を持つ男”の復讐が始まる…
提供:ディズニー

ここでしか観られない“激レア映画”を特集放送
【“観たい”にこたえる極上体験】映画・ドラマを愛するすべての人に!(提供:BS10 スターチャンネル)