イッセー尾形、「漫画誕生」ティーチインで大木萠監督をあ然とさせた一言とは?
2018年10月30日 22:45

[映画.com ニュース] 第31回東京国際映画祭の「日本映画スプラッシュ」部門で「漫画誕生」が10月30日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで上映され、イッセー尾形、篠原ともえ、大木萠監督がティーチインに出席した。
漫画を初めて職業とし、「近代漫画の父」といわれる北沢樂天の半生を描くドラマで、イッセーが樂天、篠原が妻のいのを演じた。観客からの質問に応じる前に、イッセーが「監督に聞きたいんだけれど、なんで樂天を映画にしようと思ったの?」と切り出した。
大木監督は、「一時代を築いたのに、忘れ去られてしまったところに興味をひかれました。私は将来、(俳人の)尾崎放哉の映画を撮りたいと思っていて、そこにつながるとも思ったんです」と説明。イッセーも、「すごいよね。普通は映画にしないで、放っておくから」と称えた。
イッセーのキャスティングについては、「世代的に一人芝居は見ていなかったけれど、本当にファンで樂天のユーモアを表現できるのはイッセーさんしかいない」と“一本釣り”だったことを強調。いのの60歳までを演じた篠原に関しては、「プロデューサーの1人がどうかということだったけれど、シノラーでお芝居をちゃんとしているイメージがなかった。でも、老けたところが見てみたいと思った」と明かした。
だが、篠原がすかさず「もうちょっと言い方があるよね。年を重ねたところとか」と強烈なツッコミ。それでも、「私の好きな男性のタイプは天才なので、天才のイッセーさんの側に寄り添って見守れたのは光栄でした」と満足げに振り返った。
終始ニコニコしながら聞いていたイッセーだが、「あっ、今思い出した。僕、放哉やったことあるわ」と突然の告白。その場で「咳(せき)をしても一人」と代表的な句をそらんじたが、大木監督は「えっ、今思い出したんですか? 尾崎の話は前もしていましたよね」とあ然とした表情だった。
第31回東京国際映画祭は、11月3日まで開催。
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