有村架純、初のシングルマザー役に「寄り添って演じられたら」
2018年10月18日 20:15

[映画.com ニュース]鉄道に関わる人々の人生をつづった「RAILWAYS」シリーズ第3弾「かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発」の完成披露試写会が10月18日、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の有村架純と國村隼をはじめ共演の桜庭ななみ、歸山竜成くん、木下ほうか、筒井真理子、板尾創路、青木崇高、メガホンをとった吉田康弘監督が舞台挨拶に出席した。
若くしてシングルマザーになった晶(有村)が、鹿児島で暮らす義父・節夫(國村)を訪ね、節夫と同じ肥薩おれんじ鉄道の運転士になる様子を描く、血のつながらない家族の物語。初めて母親&シングルマザー役に挑んだ有村は、「演じた晶自身も、私自身も、“母親”がどういった役割をしているかわからない。そこは自分自身が、晶に寄り添って演じられたらと思っていました」と役づくりを説明した。
今作のテーマは「再出発」。有村は「家族のあり方とはなんだろうかと、改めて考えさせてもらえる温かい作品です」とし、「映像も美しく、風景も楽しんでいただけます」とアピールに努める。吉田監督も「大切な人を失った悲しみと、どう向き合っていくか。『前を向いて行きていけ!』と声高に言うのではなく、この映画は悲しみと寄り添った作品になればと思った」と語り、観客に「映画は現実と地続きであるべきだと、常に思う。鹿児島にこういう家族が本当にいると、思いを馳せてもらえたら」と真摯に呼びかけた。
さらに故郷・鹿児島での撮影に臨んだ桜庭は、「普段の作品は標準語ですが、今回は地元の言葉。自分の気持ちで話せたように感じ、すごくリラックスできました」と充実の様子。晶の亡き夫・修平役を担った青木は、息子役・竜成くんに目を向け「『とりあえず遊びに行こうか』と。カレー作ったり、電車乗ったり、ファミレスに行ったり」といい、「屁をこいたりゲップしたり、気を許してそんなところまでさらけ出せた。それがスクリーンに出たらいいなと思っていた」と、心を通わせた日々を振り返っていた。
さらに「別の職業で生きていくとしたら、なにをしたい?」という質問には、有村は「体に対する悩みを相談できるところがあれば良いな、と思っていて。私自身も健康面や体調は気にしていますが、体について悩むことがたくさんあるんです。知識や技術を得て、そういった人たちを助けたい」と答えていた。「かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発」は、11月30日から全国公開。
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