ジョニー・デップ、ティム・バートンに対する全幅の信頼を明かす
2018年10月11日 14:00

[映画.com ニュース] ジョニー・デップの新作「Richards says goodbye」がこのほど、チューリッヒ映画祭でワールドプレミアを迎え、デップがウェイン・ロバーツ監督らとともに現地を訪れた。
離婚騒動やSNSで激やせの写真が取りざたされるなど、このところゴシップに見舞われていたデップだが、久々に公衆の前に元気な姿を現したとあって、集まったファンから熱狂的な歓声を浴びた。チューリッヒのファンの温かい応援を前に本人も感激した様子で、ファンとのスナップショットや、サインに応じていた。舞台挨拶のためにデップが登壇すると、会場からは割れるような歓声が。さらに、語り始めると声援が飛び交い「みんな僕の親戚なんだ」と照れ笑いをする場面も見られた。
がんを宣告され人生を見つめ直すことを迫られる主人公リチャードに扮したデップは、本作への出演を決めた理由を「ストーリーがよく構成され、美しく描かれていた。彼は映画の冒頭でジレンマに陥り、人生の出口を見つけなければいけなくなる。でも決して『なぜ俺が』という風には思わない。ただ人生をあるがままに生きようと決心する。それはとても美しいやり方だと思った」と明かす。本作が悲劇的な要素のみならず、ユーモアも備えていることを指摘されると「僕は日頃から、どんなときにもユーモアは人生でとても大切だと思っている。特にこの映画には心が和むユーモアがあって、とても貴重なものだ。誰だって、人生でいろいろなことに直面するものだろう。そんなとき、大笑いできることはとても大切だと思う」と持論を展開した。
また、この日はデップとのティーチインが30分以上にわたり行われた。映画と音楽活動の違いや、リスクをいとわない役選びなどについて語ったほか、「シザーハンズ」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」のような、エキセントリックな役どころに対する思いを語った。のちに8本の作品を撮ることになるティム・バートンとの出会いにも触れ、「彼が数枚の紙を手に撮影しようと言っても、僕は即座に引き受けるよ。彼は世界で最高の友人だ」と全幅の信頼を寄せていた。(佐藤久理子)
フォトギャラリー
PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース
「殺し屋のプロット」あらすじ・概要・評論まとめ ~失われていく記憶の中で実行される“完全犯罪の世界”でレジェンド俳優初共演~【おすすめの注目映画】
2025年12月4日 06:30
映画.com注目特集をチェック
星と月は天の穴
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
アバター ファイヤー・アンド・アッシュ
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「こんなに面白かったのか!!」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
「アバターF&A」「ズートピア2」などが“500円”で観られる!
【正直、使わないと大損】絶対に読んでから映画館へ!
提供:KDDI
楓
【今年最大級に切なく、涙が流れた】双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「最高の続編」「2025年頑張ったご褒美みたいな映画」「メロすぎる」「全員みて」
提供:ディズニー
SNSで大炎上中
【非難殺到】「絶対に許すな」「町ごと滅べ」 些細な口論が…まさか 異常事態を総力取材
提供:ハピネットファントム・スタジオ